消費者庁のまとめによると、介護ベッドの利用者が首などを挟んで亡くなってしまう事故が、過去7年
あまりで35件も発生している。安全のための対策を改めて確認し、現場で徹底することが求められそうだ。
介護ベッドの重大事故は、手すりとヘッドボードの間や手すりと手すりの間、手すり自体の隙間に首などが挟まって起きる。このため2009年にJIS企画が変わり、手すりなどの隙間に関する基準が強化された。
消費者庁は今回、「新たな規格ではない手すりの場合、首などが入ってしまう恐れがある」と注意を喚起。古いベッドを使っている場合は、新しいものに取り替えるよう呼びかけている。
取り替えが難しい場合は、隙間を事前にふさいでおく対策が重要。消費者庁は、・クッションや毛布などでふさぐ
・手すりをカバーなどで覆う ・定期的に介護者が確認するなどによって危険を回避するよう求めている。
http://www.joint-kaigo.com/social/pg776.html