早ければ2021年度入試から大学入試のセンター試験が変わる。知識量よりも考える力を重視する。各大学の個別試験も、学習意欲や、どんな高校生活を送ったかなど、能力を総合的に評価することが求められていく。だが、大学の7割がそうした評価が困難だと考えていることが、朝日新聞社と河合塾の「ひらく 日本の大学」調査で分かった。
調査は4~7月、全国の745大学(短大、通信制、 大学院大学を除く)を対象に実施。81%に当たる607大学が回答した。「学生の学習意欲を十分に測ること」について69%が「非常に困難」「困難」と答 えた。「学生の能力を適切に測る方法を開発できているか」についても、「非常に困難」「困難」とする回答が69%。「入試の点数と入学後の成績は必ずしも 相関しない。だが、(本人の)学習意欲を測る方法がない」(私立医科大)といった悩みが目立った。(高浜行人、河原田慎一)※詳報は後日。
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