時差ボケは体力を消耗し、回復するのに何日もかかったりします。そんな疲れと戦うよりも、食事を1回か2回抜くことで、体内時計をリセットすることができることをご存知ですか?
ハーバード大学のClifford Saper博士の研究では、動物は2つの体内時計を持っているとしています。1つは、日の光を浴び、暗くなったら眠り、明るくなったら起きることで調整されている時計です。もうひとつは、食事によって調整されている時計です。食事系体内時計は、お腹がすいている時は、体を起こして食事を探そうとするように促します。
動物が通常寝ている時間に食べ物を与え続けると、通常の体内時計の24時間周期のリズムをずらして、食べ物の供給具合に体内時計を合わせようとします。
これを応用すれば、事前に対策をして時差ボケを解消するのに役立てられます。事前に12時間から16時間食事を抜いて、食事系体内時計をリセットします。体は、次に食べたものを朝ごはんとして認識するので、そこから新しい一日が始められます。次の旅行の前にはよく計画を立てれば、体内時計を操作し、起きたい時間に起きられるように体を調整できるのです。
Differential Rescue of Light- and Food-Entrainable Circadian Rhythms|Science Magazine via WonderHowTo
Mark Wilson(原文/訳:Conyac)
Photo by Maglara (Shutterstock).
http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/bizskills/healthcare/lifehacker_40172.html