年をとっても、介護を必要とせず、ずっと健康でいたい……そんな希望を叶えるキーワードが「夫婦」。今回のORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント! みんなの家庭の医学』(毎週火曜日午後8時放送※)のコラボ企画“おさらいニュース”では、『夫婦で健康!長生きするための5つの新事実SP』で判明した“夫婦で健康長寿になる5つの新事実”から、住まいと健康に関する驚愕の新事実をご紹介する。
■カビやダニだけじゃない!家の中に健康を害する生き物がいた
夫婦で長い夜を過ごす寝室。最近の研究で、その寝室に健康被害を引き起こすある危険な生き物が多数生息していることがわかってきた。家の中で健康を脅かす生物といえば、ダニやカビを思い浮かべるが、これとはまったく違うものだという。果たして寝室に息を潜め、人間を狙う生き物とは何だろうか?
番組では2軒の家の寝室で「謎の生き物捕獲大作戦」を敢行。掃除機で寝室の中のあらゆる場所の埃を採取し、その埃を家の中の健康被害を研究するエフシージー総合研究所の川上裕司先生(環境科学研究室長)に分析してもらうと、Kさん宅の寝室からは690匹、Tさんのお宅からは2841匹もの危険な生き物が見つかった。
■新生物「チャタテムシ」 呼吸困難に陥る事例も
その正体とは「チャタテムシ」という体長わずか1ミリの小さな虫。1日に2個ずつ卵を産み、爆発的に増えるのが特徴だという。ダニのように噛んだり、刺したりしないため、これまでは人体に無害であると考えられてきたが、2年前、川上先生たちの研究によりアレルギー物質と認定された。アレルギーを発症すると、くしゃみや咳、肌の痒みなどの症状が現れ、最悪の場合、酷い呼吸困難に陥り、命の危機に瀕することもあるという。
では、どうしてアレルギーを引き起こすのだろうか。実はチャタテムシの死骸や糞の粒子が空中を漂う塵や埃の中に含まれており、知らず知らずの間に微粒子に含まれるチャタテムシを吸い込むことで、結果、アレルギーを発症してしまうというのだ。さらに、カビを好むため、「積み上げた新聞・雑誌」や「フローリングとカーペットの間」などカビが発生しやすい条件が揃えば、寝室以外でも繁殖することがあるという。
チャタテムシの脅威から身を守るには、とにかく餌となるカビやホコリの掃除が大切。換気を心がけ、湿気をためないようにしよう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140811-00000316-oric-hlth