[ カテゴリー:医療 ]

尿がサイン!膀胱(ぼうこう)がんの早期発見

膀胱(ぼうこう)がんを早期発見するために見逃したくないのは痛みを伴わない無症状の血尿。血尿の色・出方は様々。排尿時に痛い・しみる、頻尿などの症状があることも。

1.膀胱がんの症状
膀胱は、腎臓で濾過された不要な水分や老廃物などを一時的にためておき、尿として排せつする器官です。膀胱の内側の粘膜にできて拡がっていく膀胱がんでは、約8割が自分で尿を観察してわかる肉眼的血尿によって発見されています。この血尿は、痛みを伴わない無症候性であることが特徴です。
一口に血尿といっても、色や出方はさまざまです。色は、明らかに真っ赤なものもあれば、見た目では尿の色が濃い程度のものもあり、排尿時には赤く見えなくても、便器に当たって赤く見えることもあります。出方は、がんのできた場所によって異なります。出口に近いところにできた場合は、最初に血尿が強く出て、離れたところにできた場合には最後のほうで血尿が強くなります。場所によっては、最初から最後まで血尿が出る場合もあります。また、血尿が出たりでなかったりすることもあれば、しばらく出ないこともあるので、油断は禁物です。
頻度は低いものの、排尿痛や頻尿などの排尿症状がみられることもあります。膀胱がんの早期発見のためには、こうしたサインに早く気づき、医療機関を受診して、検査を受けることが大切です。

2.早期発見のための検査
血尿が出たり、排尿症状があって医療機関を受診すると、問診で「血尿が、いつ、どのような色で、どのタイミングで出たか」などを尋ねられた後に、尿細胞診(尿の検査)、膀胱鏡検査、超音波(エコー)検査などを行います。
尿細胞診は、尿中のがん細胞の有無などをチェックする検査です。膀胱鏡検査では、尿道から膀胱鏡という内視鏡を入れて、膀胱内の様子を確認します。超音波(エコー)検査では、膀胱内の様子や血流などを調べ、がんの有無をチェックします。がんが見つかった場合、粘膜にとどまっていれば早期のがん、筋層まで達していれば進行したがんと診断され、それぞれ治療法が異なります。

☆膀胱がんの治療については、
きょうの健康テキスト 7月号に詳しく掲載されています。

NHK「きょうの健康」2014年7月22日放送分

http://news.goo.ne.jp/article/kenkotoday/life/kenkotoday-20140722-h-001.html

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