本格的に暑くなり、既に夏バテ…という方も多いのではないでしょうか?
夏バテ予防には、カレーなどの辛いものが効く!というイメージがありますが、実は逆効果。
そこで今回は、夏バテ予防に効果的な食べ物をご紹介したいと思います。
辛いものがNGな理由
辛い食べ物は発汗を促すため、身体から水分を奪ってしまい、夏バテの原因になりやすくなります。また、辛いものの刺激によって、その時は気分がシャキっとしたような気持ちになれますが、夏の弱った胃腸には刺激が強すぎて、胃もたれや食欲不振を引き起こしてしまうことも!
夏は、できるだけ辛いものは避けましょう。
では、夏バテに効果的な食べ物を3つご紹介します。
(1)鶏ムネ肉
鶏ムネ肉に含まれる「イミダゾールプチペド」。イミダゾールプチペドは、渡り鳥が何千キロも飛びことができるスタミナの秘密と言われている成分。
紫外線や排ガス、ストレスなど、私たちの身体の中には、常に活性酸素が発生しています。この活性酸素が溜まり過ぎて細胞がサビてしまうと、栄養素を効率的に使うことができず、エネルギーをスムーズに作ることができなくなってしまい、疲労感を感じるようになります。
日本予防医薬株式会社の研究によれば、抗酸化成分のなかでもイミダゾールプチペドに、特に疲労回復の効果があるとのこと。
おススメは、鶏ムネ肉スープ。鶏ムネ肉100gに約200mgのイミダゾールプチペドが含まれています。30分煮出すことで、スープにイミダゾールプチペドが溶け出すそうです。スープなら胃腸に優しく、食欲がない時でも飲めますね!
(2)辛くないスパイス
スパイスには、身体を温める効果や、胃腸の働きを良くする効果のあるものが多く、夏の冷房で身体が冷えてしまった時にもおススメ。ただし、辛いものは刺激が強すぎる場合がありますので、辛くないスパイスを使いましょう。
おススメは、ガラムマサラ。香りはカレーのようですが、唐辛子が含まれていないため辛くありません。鶏ムネ肉のスープに、ガラムマサラを入れると良いですね!
(3)ウリ科の野菜・果物
キュウリ、トマト、スイカなどのウリ科の野菜や果物は、身体に溜まった余分な熱を取り去る効果があります。ウリ科の野菜・果物は水分も多く、夏の水分補給にもおススメ。
水を飲むより、食べ物から摂った水分のほうが身体に吸収されやすいと言われていますから、そのまま食べる以外に、トマトジュースやスイカジュースで取り入れても◎。
終わりに
夏バテの症状は人それぞれですが、疲れが続くとせっかくの夏休みも楽しめませんよね。
夏バテには辛いもの!と思っていた方は、辛いものを控え、ご紹介した3つの食べ物を積極的に食べて、夏を乗り切りましょう!
(岩田 麻奈未/ハウコレ)