数ある夏休みの宿題の中でも、多くの子どもたちが苦手とする読書感想文。しかし、コツさえ知っていれば案外すらすらと書けてしまうもの。そこで、誰でも「読み手に伝わりやすい読書感想文」が書けるようになるコツを紹介する。
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読み手に伝わりやすい読書感想文を書くためにおすすめなのが、「はじめ」「なか1」「なか2」「まとめ」の4部構成で書くことです。
●「はじめ」の部分には、本を読んだきっかけや、本の簡単な内容を書きます。「読み始めたときの印象と、読み終えたときの気持ち、そのギャップ」を必ず盛り込みましょう。
●「なか1」には、おもしろかったことやわくわくしたこと、ドキドキしたことなど、「心が動いた」体験を具体的に書きます。
●「なか2」では、「なか1」とは別に、もっと印象に残ったことを具体的に書きます。
読む段階のコツとは、心が動いたら箇所に付箋を貼ることです。この付箋を貼った箇所が「なか1/なか2」のパートを書くうえで材料となるのです。もし付箋の箇所がたくさんある場合には、読み手にじっくりと伝えられる程度の数、2~4つ程度に絞って書いていきましょう。
●「まとめ」には、「なか1」「なか2」に共通している感想や思いを書いて、自分の考えを書きます。そのために も、読む段階では「作者がこの本を通して訴えたかったことは何か?」を考えながら読むことが大切です。作者の考えたこと、伝えたかったこと、それらを受け 取って、自分が何を感じたのか、それが、読む前の自分と読んだあとの自分にどんな変化をもたらしたのかを書きましょう。
出典:【読書感想文 書き方のコツ】「ココロが動いた」体験を先生に伝えるのが、読書感想文 ―ベネッセ教育情報サイト
http://benesse.jp/news/kosodate/commu/20140730080003.html