早くも台風が猛威をふるう季節になりました。「たかが台風」と油断せず、いざという時のために準備をしておきませんか? ニューヨーク在住の筆者も、台風について以前はそれほど重大に捉えていませんでしたが、2012年にアメリカに甚大な被害をもたらしたハリケーン“サンディ”を体験して以来、考え方が変わりました。
そこで今回は、そのときの筆者の体験を教訓に、台風直撃に備えて知っておくべき“台風対策”を、まとめてお伝えしますね。
■後悔先に立たず
筆者の住むニューヨーク・ロングアイランドも、ハリケーン“サンディ”の被害をうけました。さいわい、筆者の自宅は丘の上なので、浸水などの被害はありませんでしたが、それでも庭のフェンスは吹き飛び、停電は10日にもおよびました。
日頃、ある程度は災害に備えていたつもりでしたが、実際にその状況の中に放り込まれてみると「あぁ、こうしておけばよかった、あれを買っておくべきだった」など、いろいろなことに気がつきます。たかが台風……と軽く考えていたのがいけなかったんですね。
■具体的な対策法6つ
では、具体的にどういった対策があるのでしょうか? まずは一般的なものをご紹介しますね。
(1)庭で倒れそうなもの、風で飛びそうなものを固定する、窓にテーピングをした上で雨戸を閉める。
(2)電池の買い置きや、懐中電灯、ランタンなどを用意しておく。また、キャンドルやライターも買い置きしておくと便利。
(3)日頃から、残ったご飯は冷凍しておく。
(4)飲み水や、レトルト食品、缶のものを買い置きしておく。
(5)台風がくると分かったら、冷凍庫で氷をたくさん作っておき、保冷剤も凍らせておく。大きめのクーラーボックスも用意しておくとベター。
(6)使い捨てのお皿や割り箸、スプーンやフォークも用意しておく。
■あると助かるグッズ5つ
それでは、筆者が後で後悔した「買っておけばよかった!」と思ったグッズを、いくつかご紹介しますね。
(1)太陽光線を使って、スマホやタブレットを充電できるもの。
(2)小型の発電機。
(3)卓上コンロとカートリッジ。
(4)袋を叩くとすぐに冷える保冷剤。
(5)断水や停電で、お風呂やシャワーが使えない時に備えて、乳児用お尻拭き、水やお湯を使わないシャンプーなども、あると便利。
以上、アメリカ在住の筆者がハリケーン“サンディ”の襲来から学んだ台風対策をお伝えしましたが、いかがでしたか?
もし停電になってしまったら、冷蔵庫の開け閉めはできるだけ避けて、痛みやすいものから食べてくださいね。また、道に落ちてしまっている、切れた電線には、絶対に近づかないように! この記事が、少しでもみなさんの参考になりますように願っています。
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