こんな会社辞めてやる!毎日毎日頑張って辛い身体にムチ打って休みもなく必死に働いてきた。我慢もした。でももう無理、辞めます。と決断した貴方にまずは「お疲れ様です。」と言わせてください。これからまた貴方には輝かしい人生がスタートしていくと思いますがちょっと待ってください。ちゃんと辞める準備はしましたか?頭ではなんとなくわかっていることでも、今は辞めることに意識が向いていると思うので、これを読んでしっかり準備しましょう。
■ 1:お金はいくらかかるか?
よくある【お金なんてなんとかなる】でも、もちろんいいんですができればここはしっかりと計画を立てましょう。毎月かかる固定費、食費、次の職場探しに当てるその他変動費など意外とかかってきます。仕事をしていない場合は節約等をして切り詰められますが、働き始めは初任給が2ヶ月後になるパターンもあるので最低でも30~50万は必要でしょう。次の職が決まっていればいいですが、一から探し始める場合はある程度の蓄えがないと厳しいです。資金が無くなりそうになったとき、バイトなど始めてしまうと、希望の職につける可能性が低くなってしまいます。
■ 2:仕事は決まっているか?
次の職場が決まっていれば問題ありませんが、一から探す場合は要注意。また退職後は少し休みたい、この機会に旅行にでも行きたいという人もいると思いますが、最低でも【同じ業界にするのか?近場にあるのか?そもそも求人はあるのか】程度は調べておいた方がいいでしょう。思ったより現実の厳しさを知るのも、この時です。次どうしようかなぁ。という状態からでは決めるまでに相当な時間がかかります。大まかなイメージだけでも在職中に決めておくことで、スムーズに無駄なく転職活動ができます。
■ 3:失業保険ってどうやればいいの?
退職前に自分は受給資格があるのか?を確認しましょう。希望の職が見つからないときなどは、こちらの制度が活用できます。名前は知っているが使ったことはない人がたくさんいるのではないかと思うので簡単にまとめます。離職日前の2年間に被保険者期間が12ヶ月以上ある事が条件です。その辺りを調整して退職日を決めるのもいいかもしれません。自己都合退職の場合は90日間の支給制限期間があるので要注意です。失業保険はあくまで働く意志があり、それでも職につけない場合の措置です。不正受給は犯罪になるので、くれぐれも気をつけましょう。
■ 4:健康保険と年金はどうなる?退職時にもらうもの
もうご存知だと思いますが【社会保険は国民健康保険】に、【厚生年金は国民年金】に切り替えます。意外と知らない退職時に会社にもらうものを書いておきます。源泉徴収票、離職表、年金手帳、雇用保険被保険者証は退職前に会社からもらう手続きをしておきましょう。意外と忘れて後から連絡することなどよくあるので、頭に入れておくと退職後もストレスなく転職活動ができます。「手続きは退職後~日以内まで」などの期日制限がある会社も存在しますので、退職前に忘れず手続きしましょう。
■ 5:自分の気持ちは大丈夫ですか?
やっぱり自分の人生の大事な時間を費やしてきた場所です。退職して後悔はしないか?やり残したことはないか?一度冷静になって考えてみるのもいいでしょう。退職届を出した後に名残惜しい気持ちになることもありますので、筆に書いて文章として再確認してみるのもおすすめです。ここで自分の気持ちをよく整理・確認しておくことで、後になって後悔せず、退職は間違っていなかったと前向きな気持ちを作る土台になっていきます。
■ さいごに
退職は誰にでもあることですが、精神的にも肉体的にも相当なパワーを使います。大事なのは自分にとってそれがプラスになることです。全ての人が円満退社ができるとは思いませんが、自分が後悔しない選択をしてください。なぜならこれは貴方の輝かしいスタートの第一歩だからです。
(著:nanapiユーザー・noriishiduka 編集:nanapi編集部)
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