これまでも番組では、フェイスブックやミクシィ、LINEなどと言ったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にまつわるさまざまなトラブルをお伝えしてきました。
個人情報などを入力すると、友人の輪が広がり、気軽に情報交換ができる便利なSNS。
しかし、近年のスマホ普及率が上昇するにつれ、このSNSを介してトラブルに巻き込まれる可能性は年々増加しているんです。その最新の手口が“SNS上に掲載されている広告”です。
健康食品や副業募集などの名目で掲載されている広告をクリックし、別のサイトへ誘導され、お金をだまし取られるケースが続出しているんです。
番組では、実際に被害に遭われた方々を取材し、被害の実態を伝えるとともに、被害に遭った場合にどうすれば、お金を取り戻せるのか、対処法をお伝えしました。
【お金を取り戻すためのポイント】
・支払金額を証明するもの
・やり取りの記録
・被害に遭ったサイトのアドレス
支払い金額を証明するもの
銀行や郵便局の振り込み明細書、クレジットカードの明細書、電子マネーの管理番号が記載されているものを残しておくことが大切です。
やり取りの記録
お金をどのような手口でだまし取られたのかを証明するため、パソコンやスマホでの実際の画面を残しておくことが大切です。
被害に遭ったサイトのアドレスの保存
トラブルに巻き込まれるサイトは、短期間でサイト自体を閉鎖する場合があり閉鎖後でも被害を訴えるためにはアドレスを残しておくことが重要です。
■スマホでの証拠の残し方“スクリーンショット”
多くのスマートフォンに搭載されている機能で画面自体を写真として保存できます。
撮影方法
iPhoneの場合:「ホームボタン」を押しながら素早くスリープボタン「電源ボタン」を押す。
Androidの場合:スマートフォンの「電源ボタン」と「音量下げるボタン」を同時に押す。
※機種によって方法は異なります。各携帯電話会社へ確認してください。
■被害相談など問い合わせ
消費生活センター
電話:0570-064-370(消費者ホットライン)
取材協力
東京総合法務事務所 司法書士 西村茂二郎
番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。
製品・サービスの特性や使用上の制限、契約内容・条件などについては、各自におかれまして、メーカーや販売会社に十分ご確認ください。
NHK「あさイチ」2014年6月16日放送分
http://news.goo.ne.jp/article/asaichi/life/asaichi-20140616-a-001.html