夫婦げんかの一因は、パートナーに対するちょっとした不満。たとえば、話を聞き流す、事前連絡なしに午前様になるといった夫の“イラッ”とくる行動に対して、あなたはどのように反応していますか?
もちろん、不満をためこむのはよくありません。でも、夫に対して怒りをストレートにぶつけても、まともに取り合ってもらえなかったり、逆ギレされたりで、ろくな結果にならないのではないでしょうか?
そして、夫がまた同じことを繰り返すので「何度言ったらわかるの? もういい加減にして!」と怒り爆発……。そんな悪いループからは一刻も早く抜け出しましょう。
今回は、話し方講師の野口敏さんの著書『誰からも大切にされる女性の話し方』をもとに、夫婦げんかが劇的に減る魔法の一言をお届けします。
■ストレートに不満や怒りをぶつけるのは完全に逆効果!
まず、夫の言動に“イラッ”ときたときに、「むかつく」「ひどい」「最悪」などの言葉で相手を責めたり、「はぁーっ!?」と詰め寄ったりなど、攻撃的な態度をとるのは得策ではありません。その理由について、野口さんは以下のように解説しています。
「自分の思いを相手がすぐにわかってくれないからといって相手を責めてしまうと、相手も自分を守るために攻撃的にならざるをえません。また専守防衛のために押し黙るという手をとることもあるでしょう。
これが夫婦やカップルの距離が離れはじめる第一歩です。どんなカップルも初めは仲がよかったはずですが、やがてその関係が冷めていくのは、互いの間に起こったトラブルをうまく処理できないところに原因があります」
夫に対する怒りや不満をストレートにぶつけても、その思いは夫には全く伝わらず、夫婦仲を悪くすることにしかならないのですね。
■夫の心に響く魔法の言葉は“悲しい”“寂しい”“つらい”
「もっと●●してほしいのに」という夫に対する不満を伝えたい場合、怒りをぶつけるかわりに、「悲しい」「寂しい」「つらい」という言葉を使うことを野口さんは勧めています。たとえば、「帰宅が遅くなるときに連絡をくれないのは悲しい」というふうに伝えるのです。
あなたが夫に対して怒りを覚えるのは、“夫が自分の思うように動いてくれない=夫は私の気持ちをわかってくれない=夫は私のことを愛していない”というふうに考えてしまうからではないでしょうか? 怒りの根源にあるのは、“夫に大切にしてもらえない”という思いです。
夫の側は、まさか自分のせいで、妻をそんな気持ちにさせているなんて、ゆめゆめ思っていません。男女の性差もありますし、また、育ってきた環境なども違うのですから当然です。なぜ妻が怒りだしたのかわけがわからないので、押し黙ったり、逆ギレしたりなど、火に油を注ぐような対応しかとることができません。
ですから、夫に対して“イラッ”ときたときには、その怒りの根源にある素直な気持ち「悲しい」「寂しい」「つらい」を夫に伝えてみましょう。
これらの言葉は、相手を攻撃するものではないので、「自分のせいで妻をそんな気持ちにさせていたのか」と夫に気づかせる効果があるといいます。本来、男性には「愛する人を喜ばせたい」という本能的欲求がありますから、夫も「妻のために何とかしよう」ときっと思ってくれることでしょう。
以上、夫婦げんかが劇的に減る魔法の一言をお届けしましたがいかがでしたか?
「もうこの人には何を言っても伝わらない!」と諦める前に、夫に対する不満はぜひ「●●されると(してくれないと)悲しい(寂しい、つらい)」というフレーズで伝えるようにしましょう。