「ストレスでつい、食べてしまった」「不調の原因はストレスかも…」
多くの女性が多かれ少なかれ“ストレス”を感じている現代。この“ストレス”には良いストレスと悪いストレスがあるのをご存知でしたか?その見分け方と対処方法を、骨格と筋肉の両方へアプローチして、根本からカラダを改善していくサロン「カラダ整体メンテナンスRe:Bone(リボーン)」の塩島信敬さんに聞きました。
突然ですが…ストレスという言葉には、どのようなイメージをお持ちですか?
ほとんどの方がネガティブなイメージをお持ちではないかと感じます。
ストレスとは刺激によって起こるカラダの防御反応のこと言います。このストレスには悪いストレスだけでなく、良いストレスも存在しているのです。
良いストレスと悪いストレスの見分け方
例えば、スポーツをした後の疲労感。大好きなスポーツをして気持ちよく汗をかいたときに感じる疲労感と、運動が苦手な方が嫌々走らされて感じた疲労感では、大きな違いがあるということは想像しやすいと思います。また、仕事において新しい業務や責任ある役職に就くということも、自らチャレンジするという姿勢で臨むときと、誰かからプレッシャーをかけられながらするときでは、感じ方に相違が出てくるはずです。
一見、同じようなことをする場合においても、それを心地よいと感じる人もいれば不快と感じる人もいます。つまり、心地よいと感じる人にとってそれは良いストレスですが、不快と感じる人にとっては悪いストレスなのです。
ストレスの良い・悪いは人にとって捉え方がまちまちで、良いストレスと悪いストレスは常に隣りあわせ、ということです。
悪いストレスを改善する筋肉ストレッチ
不快なストレスを感じたら、まずはリラックスして考え方を変えることが大切です。
そして問題なのは、悪いストレスに気付かないことです。何をするにも億劫だったり面倒だったり、よくわからない漠然とした不安感で眠れないことなどがあれば、悪いストレスがたまっている恐れがあり、首の筋肉が凝り固まっている可能性大です。
ただし、首の筋肉を緩めようと過度に首をグルグルと回す行為は、頸椎を痛めてしまう可能性があるのでなるべく行わないようにしましょう。
首の筋肉を緩めるストレッチは決して難しくありません。
1.後頭部に両手をあて、おへそを覗き込むように前方へ頭を傾ける。
2.あごに両親指をあて、天井を見るように後方へ頭を傾ける。
3.左側頭部に右手を頭上よりあて、かしげるように右方向へ頭を傾ける。(下・写真)
4.右側頭部に左手を頭上よりあて、かしげるように左方向へ頭を傾ける。
それぞれあてた手で押す・引くという動作をし、軽く負荷をかけてください。
このときに体幹が前後左右に傾かないように注意しましょう。
またストレッチではありませんが、足裏のリフレクソロジーを受けることは、ストレス解消にとても有効的です。副交感神経を刺激することで、ゆったりとした気分になれます。
現代社会で生活していく上で、ストレスを感じないということはほとんど不可能でしょう。適度なストレスと上手くつきあっていくためにも、日常的なカラダのメンテナンスは必要不可欠ですね。