春は、かわいい花が店頭に並ぶ季節。初めて花を育てる方にもぴったりの、園芸のお道具を紹介しました。
■ビギナーにおすすめの園芸道具
あると楽に植物を育てられて、園芸が楽しくなる道具が3つあります。
持っておきたい園芸道具 その1「 ジョウロ」
水が優しい水圧でシャワー状に出るので、観葉植物などの葉にかけてダニ予防や、芽が出たばかりの植物に水やりするのに最適です。
水がかかると花びらが傷んでしまう植物もあるので、そうした場合は、先のハス口部分をはずして株元にたっぷり水やりしましょう。
また、ハス口のある「ジョウロ」は主に屋外で使うものです。家の中では、先の細い「水差し」を使うとよいでしょう。
持っておきたい園芸道具 その2「ハンドスコップ」
「移植ゴテ」とも呼びます。土を入れるだけならば、「土入れ」など専用の道具が適していますが、植物を抜いて掘り起こす際にスコップが活躍します。初心者には小回りがきく、ちょっと細めのスコップがおすすめです。植物の根に切れこみを入れるようにスコップをさしてから、株を掘り起こしましょう。
持っておきたい園芸道具「その3 ハサミ」
「野菜・果樹の収穫」「根を切る」「枝を切る」「草花を摘む」などいろいろな用途のハサミがあります。園芸のビギナーはまず「草花を摘む」タイプのハサミを持っておくといいでしょう。文具用のハサミと違って刃が鋭いため、植物の組織を痛めずに切ることができます。また、先がとがっているので細かい作業にも向いています。
■雑貨で園芸を楽しむ!
雑貨で、鉢の代わりに使えるものがいろいろあります。草花は大きくなるので深さ10センチ、幅15センチ以上のものを使うとよいでしょう。
・ウォールポケット
観葉植物などをポットでそのまま入れて飾ると、かわいい雰囲気で飾れます。
・洗濯ばさみ入れ
穴の大きい容器は、水ゴケを穴の部分にあて、土がこぼれないようにして植えるとよいでしょう。
・缶
小さい缶は、大きくならないミニ観葉植物なら植えられます。草花は大きな缶に植えましょう。穴のあいていない容器の場合は、くぎなどで、穴を空けてから使いましょう。
穴を空ければ、ブリキのツールボックスなども鉢になります。
なお、雑貨を鉢に使うときは、小花と組み合わせるとよいでしょう。控えめな小花が、雑貨鉢を引き立てます。
出演者:上田広樹さん(園芸家)
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NHK「あさイチ」2014年4月18日放送分
http://news.goo.ne.jp/article/asaichi/life/asaichi-20140418-a-001.html