ついつい増える、PCのデスクトップ画面のファイルやフォルダ。使いにくいから整理したいけど、よい方法はあるのだろうか? そこで、時間管理を専門とし、『たったこれだけのことで!仕事力が3倍アップする時間活用術』など多数の著書がある研修講師・コンサルタントの水口和彦さんに伺うと…。
「実は、理想は何も置かないということなんです。例えば、机の上に書類の山があって、どこに何があるかある程度は分かっていても、探しやすいかというとそうではないですよね。デスクトップも同じ。ファイルやフォルダが3つ、4つなら使いやすいですが、問題はそれがどんどん増えてくると見づらいし探しづらいし、時間も無駄になるということなんです」
実際に自分のデスクトップにも何も置いておらず、置いていた時より使いやすくなったという水口さん。ということで、具体的な方法を教えてもらった。
「私がおすすめしているのは、タスクバーの中の“クイック起動”によく使うアプリケーションやフォルダのショートカットを登録しておく方法です。デスクトップと同様、ワンクリックで開けますし、他のアプリケーションを開いていても、いちいちデスクトップを経由せずに開くことができます。また、新しい案件のファイルはデスクトップに置きがちですが、先にフォルダを作って置き場所を作りましょう。その方が効率的ですし、後で探しやすくなります」(Windows XP、Windows Vistaの場合。Windows 7の場合は“Quick Launch”を使用。)
さらに、ウィンドウをたくさん開いて作業する場合は、タスクバーを横置きから縦置きにすると見やすくなるという(“タスクバーを固定する”のチェックを外し、タスクバーの何もない部分をクリック。そのままデスクトップの端までドラッグすると縦置きにできる)。
「ワードやエクセルなどのオフィス系アプリケーションもよく使いますが、実際の仕事では前回作ったものなどから始めることが多く、新規で作ることはほとんどないので、タスクバーにも置かなくていいですよ。私の場合は、メールソフトやWebブラウザ、仕事でよく使う画像ソフトやSkypeなどを置いています」
実際にやってみると、最初の整理は少し手間がかかったが、デスクトップを一度も見ないで作業が進むのは思った以上に楽。さらにタスクバーのフォルダやファイルを見分けやすくしたい人は、アイコンを変えるのも有効だそう!
(斉藤陽子)
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