目覚ましアラームが鳴るより先に起きてしまうこと、ありませんか?「体内時計がしっかり機能してるんだ!」なんて喜んでいる方は要注意です!じつはこの現象、身体に悪いのです!では、なぜアラームより先に起きてしまうのでしょうか?その謎をここでは2パターンに分けてご紹介します。
■ 身体はアラームが大嫌い!パターン
◎ 徐々に目覚めたいのに…
私たちの身体は、徐々に目覚めることを良しとしています。そのため、強制的に身体を起こすアラームが大嫌い。アラームによって突然起きてしまうと、ゆっくり起きるという目標を達成できません。目標はなるべく達成したい身体は、少し過激な方法をとります。なんとそれは「ストレスホルモンを増加させる」ことなのです!
◎ ストレスホルモンを増加させる!?
アラームを設定し、「さあ明日は起きるぞ」と気合の入る夜。しかし私たちの身体はその夜の間に、PERタンパク質とストレスホルモンを増加させます。これらの物質によって、身体は早く目覚める準備をするのです。そして幸か不幸か、彼らの働きはとても正確。なんとしてでもアラームよりも先に起きようと必死になります。こういうわけで、アラームよりも数分、数秒前には目が覚めてしまう現象が起こるのです。PERタンパク質は、睡眠と目覚めのサイクルを調節するタンパク質です。
■ 「過緊張」が体内時計を調節してしまうパターン
◎ 2種類の体内時計
体内時計は2種類あると考えられています。24時間でひとまわりの大きな体内時計と、数十分程度の小さな体内時計です。毎朝決まった時間に起きるのは大きな時計によるもので、いつもとは違った時間に起きる場合は小さな体内時計がその働きをします。もともと体内時計は臓器の働きを管理するのに役立っているものなので、起床するべき時間を予測できるというわけです。では、どうして体内時計はアラームの少し前に合わせて身体を起こしてしまうのでしょうか。
◎ リラックスできていない!
体内時計によって早く起きてしまう原因は、「仕事に行かなきゃ」など緊張状態からくることが一番に考えられます。遅刻への恐れが過緊張を引き起こし、アラームよりも前に起きるように身体が意識してしまいます。これは真面目な性格の人がよくなってしまう傾向があります。ひどい場合は前日の夜からの興奮状態が続き、疲れがまったくとれないということも。できるだけ前日はリラックスする時間を設け、「休息」の機能をコントロールする副交感神経を整えましょう。
■ あなたはどちらのタイプ?
「アラームが嫌いタイプ」と「過緊張タイプ」、自分はどちらに当てはまりそうでしたか?アラームよりも先に起きることが身体に良くないなんてショックですよね。原因がわかれば対策もとれるので、アラームよりも先に起きる現象が起こる方は、生活を見なおしてみてくださいね!
(著:nanapiユーザー・chomy 編集:nanapi編集部)
http://news.goo.ne.jp/article/nanapi/life/nanapi-00006822.html