体に負荷のかかる運動をすると骨が強くなります。できるだけ早いうちから、骨を強くするトレーニングを始めれば、老後も健康かつ快適に過ごせます。米紙『ニューヨーク・タイムズ』に、骨を強くする具体的なトレーニングが載っていたので紹介しましょう。
「骨の強さ」とは骨密度のことです。若いうちは密度が高く、年を取るにつれて低くなります。ニューヨーク・タイムズに、骨密度を上げる方法がいくつか載っていました。
負荷が高い運動としてよく知られているのは短距離走や跳躍です。最近の研究で、25~50歳の女性に最低10回以上続けてピョンピョンとその場で飛んでもらう運動を、1日2回、4カ月間続けてもらったところ、驚くほど骨密度が上がりました。
2005年の女性アスリートを対象とした研究では、バレーボール、ハードル、スカッシュ、サッカー、スピードスケードなど、体に負荷のかかる衝撃度の強い運動をしている人は、ウェイトリフティングに比べて骨密度が高いことがわかりました。しかし、ウェイトリフティングの選手も、自転車や水泳などほとんど衝撃のないスポーツの選手よりは、健康的な骨でした。
急ぎ足で歩くのであれば、ウォーキングでも十分かもしれません。6000人以上の閉経後の女性を対象とした大規模な健康調査によると、週4回以上キビキビと歩いている人は、ゆっくり歩いている人、そこまでの頻度で歩いていない人、まったく歩いていない人よりも、股関節骨折になる危険性がかなり低いことがわかりました(股関節骨折は骨の間接的かつ実用的な健康の指標になります)。
上記は骨密度を上げる方法の一部に過ぎません。以下のリンクより、その他の方法もチェックできます。
Ask Well: Exercises to Strengthen Bones | The New York Times
Thorin Klosowski(原文/訳:的野裕子)
Photo by Adriano Amalfi.
http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/bizskills/healthcare/lifehacker_37745.html