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肌に直接付けてもダメ!美肌栄養素「ビタミンC」の正しい使い方

梅の花も咲き、少しずつ暖かくなってきている今日この頃ですが、季節の変わり目は肌も敏感になってきますので、お肌のケアを気にすべき時期とも言えます。

ところで、美肌に欠かせない成分と言えば、ビタミンC。女性なら誰もが知っていると思います。でも、“ビタミンCの正しい使い方”については、ほとんど知られてないのが実態なんです!

そこで今回は、スキンケアカウンセラーの古川愛美さんに、肌に潤いを与えるビタミンCの正しい使用方法について聞いてみました。これはまさに美肌の新常識。要チェックですよ!

 

■ビタミンCは体内に貯蔵できない

「ビタミンCはスキンケアだけでなく、身体にとても大切な栄養素だというのは、誰もが知っていると思います。でも、ビタミンCというのは、体内に貯蔵できないのです。ですから毎日こまめに摂取する必要があるのです。

1日の食事からの標準摂取量は、おおよそ80mgですが、その内、肌に届くのは、ほんのわずかです」

ということで、まずなによりも、ビタミンCは貯蓄ができないため、体に常に補給していかないと、必要な箇所には届かないのですね!

ではそんなビタミンCをお肌に届けるためには、どのように摂取するのが効果的なのでしょうか? どうやら、たくさん摂取すればいいというわけではなく、実はその“届ける場所”が問題のようです。

 

■ビタミンCは空気に触れると破壊されやすい

ビタミンCをお肌に届けるには、やっぱり直接塗るのが効果的なように感じてしまいがちですが、古川さんは「そこに大きな誤解がある」ということなのです。

「もちろん、お肌に直接塗布するのは効果的なのですが、実はビタミンCは空気に触れると破壊されやすくなります。そして破壊されたビタミンCは不安定になって、お肌に浸透しにくくなるのです。ですから、そのまま塗布してもダメなんです」

 

■ビタミンCで肌に潤い与える方法

「実はお肌の弾力を保つためには、表皮の下にある“真皮”が大切なんです。その約70%(水分をのぞく)は、たんぱく質の腺維コラーゲンで保たれているからです。 ですから、この真皮にいかにビタミンCを届けるかというのが、美肌効果のための最大のポイントになってきます」

なんと、ビタミンCは大事だと誰もが知っているけど、そのままお肌につけても表皮の下まで吸収されないということなのです!

「最近では、生体内で酵素反応によってビタミンCとなる“ビタミンC誘導体”というものがあり、それが配合されていると、ビタミンCが破壊されずに真皮に届くので、効率的にコラーゲンの生成を促進し、若々しい肌を作ってくれるんです」

なるほど。確かに、“直接肌に塗ればよさそう”というイメージでしたが、それだけではダメなんですね。栄養素を真皮まで届けてくれる“ビタミンC誘導体”として配合されているかどうかが、一番大切ということでした。

 

以上、ビタミンCの正しい使い方についてお伝えしましたが、いかがでしたか? ぜひこの春からのスキンケアの参考にしてくださいね。

ビタミンCでお肌に潤いを与えて、若々しい美肌で春を迎えましょう!

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