北陸新幹線の開業に伴い、信越、北陸両線の県内区間の経営をJRから引き継ぐ県並行在来線会社(嶋津忠裕社長)は17日、新潟市内で取締役会を開き、11年度の事業計画を決めた。
地域に親しまれる鉄道を目指すため、新社名や愛称、マスコットキャラクターを公募し、選定を進めるという。また、嶋津社長は取材に対し「11年度中に運行本数、(電車、ディーゼル車のどちらを使うか)車両形態などを決めたい」と明らかにした。運賃を決めるのは開業直前の最終段階だとし、現状より値上げしない方向で努力したいと述べた。
10年11月に発足した同社は同12月から今年2月上旬まで、沿線の上越、妙高、糸魚川の3市で住民との対話集会を計9回開き、要望を聞いてきた。今後も第2段階として3、4月に詳細な説明会を開くという。【小川直樹】
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