セールで掘り出し物の洋服を見つけても、きちんとお手入れをしないと、あっという間にだめになってしまいます。でも、ちゃんと手入れをすれば長持ちして、結果的に節約にもなります。
ワシントン DC にあるイメージコンサルティング会社・Image Granted のオーナーであるグラント・ハリスさんによると、いっぱい着てお手入れをしないと3年しかもたない服も、しっかりお手入れをすれば洋服を15年以上長持ちさせることができるそうです。
長持ちさせるためのお手入れには、何時間もかかるわけではないですが、ちょっとの努力と計画が必要になります。今回はそのコツをお教えします。
1.服に休憩を与える
基礎的なアドバイスですが、クツやスーツ類は、ローテーションを組んで着てください。そうすれば、たくさん着すぎて服がだめになることがなくなる、とハリスさんは言います。
「ワードローブすべてについて、ローテーションを組んで着ましょう。2日連続で同じスーツは着たくないでしょう。ズボンは、ジャケットの2倍傷みやすいので、ジャケットより多くクローゼットの中にしまっておいたほうがいいです。クツも同様に休憩する日が必要です。
2.すべてを、きちんと保管する
ハリスさん曰く、1年を通して着るわけではない服は、きちんとお手入れをしてしまっておきましょう、とのことです。夏の間着ないスーツは、スーツ用のハンガーにかけて服が”呼吸”できるように。スーツ保管用の袋に入れるのもいいでしょう。また、クローゼットに詰め込みすぎないことも大事です。
服のかけ方も大事です。安いプラスチックやワイヤー製のハンガーは型崩れを起こしやすいです。木製のハンガーを使えば、男性用スーツやそれ以上の重さの服もきちんとかけられます。木製のハンガーの形や値段は様々ですが、価格の高いものは比較的に幅も広く、ジャケットの型崩れを防いでくれます。なお、ニットは、重みで伸びてしまうので、ハンガーにかけないでください。
3.ドライクリーニングをしすぎない
理由は、ドライクリーニングはお金がかかるから、だけではありません。ハリスさんによると「ドライクリーニングでは洗濯用のりなどの化学薬品を使っているから、やりすぎないほうが良い」そうです。でも「多くの人が、ドライクリーニングをやりすぎている」んだとか。
それよりも、自宅でスチーマーでお手入れしたり、自宅の浴室で洗う(英文記事)のがおすすめです。
4.洗濯の時に細心の注意を払う
服が傷むのを防ぐために最も簡単な方法は、ライフハッカーの過去記事(英文記事)にもあるように、少ない洗剤を使い、冷たい水で洗濯物を洗うことです。他にも、以下の点に気を付けましょう。
シャツを裏返してから洗濯する ジーンズは別洗いにして、デニムが繊細なシャツの素材を傷つけないようにする デリケートものは別洗いする 口コミによるとWoolite Extra Dark Detergentという洗剤は濃い色の服の色落ちを防いでくれるそうです 5.できるだけ乾燥機を使わない
乾燥機の高熱は、服の色落ちや縮みを促進します。
実は、乾燥機で見つける糸くずのかたまりは、衣服から出た糸くずなのです。ハリウッドのスタイリストで、Affordable Coutureという共著があるリンダ・アローズさんは、乾燥機をなるべく使わず、できるかぎりハンガーなどにかけて自然乾燥させたほうが良いと言っています。特に高温は、伸縮素材の服の糸(特に肌に直接触れる衣服)をダメにしてしまうので、自然乾燥したほうがいいそうです。
6.染め直す
写真家のカソリーン・フィンさんのように、濃い色の服が好き人は、何度も着るうちに、濃い色(黒など)が色あせてきた、と感じることがあるかもしれませんね。そんな時、フィンさんは黒の染色剤を使って、服を染め直すそうです。とても簡単な方法ですが、これをやると、服が新品のようによみがえるそうです。
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今回紹介した簡単なお手入れ法を試せば、大好きなシャツやパンツが長持ちし、新しい服を買う必要がなくなるので節約にもなり、長く着られるのが分かっているので、よりよい素材の、良い服を買うことができるようになるはず。ぜひお試しを。
この記事を執筆したアーロン・クロウさんは、サンフランシスコのベイエリアに住むフリーのジャーナリストです。新聞やウェブサイトの記者、編集者として働いた経験があります。ツイッターは@AaronCroweです。
How to Make Your Clothes Last Longer|DealNews
Aaron Crowe(原文/訳:曽我美穂)
Image via Forewer(Shutterstock).
http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/life/living/lifehacker_37173.html