13.セル範囲をキーで選択する
こちらの連載では、覚えておくときっと役に立つ、“PC操作のおたすけワザ”を紹介していきます!
エクセルはセルの操作をいかに素早く進めるかが、サクサク作業のカギとなります。
セルの範囲を選択する作業は、マウスのドラグ操作で済ませる人も多いかもしれませんが、キー操作でも可能です。
数字入力中はキーボードを触れていますので、そういった場合にセル範囲を選択したい場合は、マウスを持ち替えるよりキー操作で範囲選択ができると早いです。
今回は、セルの範囲選択できるキー操作をいろいろご紹介します。
まず、列全体をざっくりと選択したい場合。「Ctrl」キーを押しながらスペースキーを押します。例えば、C列のセルどれかを選択している状態でこれらのキーを押すと、C列全体を選択した状態になります。
行全体を選択したい場合は、「Shift」キーを押しながらスペースキーを押します。例えば、2行のセルどれかを選択している状態でこれらのキーを押すと、2行全体を選択した状態になります。

なお、シート全体を選択するには、「3.素早くアイテムを選択するには」で紹介したように、「Ctrl」キーを押しながら「A」キーを押します。

作成した表全体を選択するキー操作もあります。表が大きいほど、マウスのドラグでの範囲選択は大変になります。この場合は、キー操作のほうが断然便利です。
表のセルどれかを選択した状態で、「Ctrl」キーを押しながら「Shift」キーと「*」キーを押します。なお、テンキーを使う場合は、「Shift」キーを押す必要はなく、「Ctrl」キーを押しながら「*」キーを押すだけで操作できます。

<応用>
表全体ではなく、アクティブなセルから右下端部分までを範囲選択することも可能です。これらのキー操作も、大きな表ほど威力を発揮します。マウス操作より楽な操作です。
アクティブなセルから表の右下端までを選択するには、「Ctrl」キーを押しながら、「Shift」キーと「End」キーを押します。

アクティブなセルから表の左上端までを選択する方法もあります。
まず、「Ctrl」キーと「Shift」キーを押しながら、「Home」キーを押します。すると、アクティブなセルからA1セルまでを範囲選択できます。表がA1セルから始まっていれば、これで表の左上端までを選択できることになります。
A1セルで始まっていない表の場合は、「→」「↓」キーで範囲を修正できます。例えば、B2セルから始まっている表の場合は、「Ctrl」キーと「Shift」キーを押しながら「Home」キーを押した後、「Shift」キーを押しながら「→」と「↓」キーを1回ずつ押すと、B2セルまでを選択することができます。

