[ カテゴリー:医療 ]

抗凝固薬を服用、肺炎で死亡例も バイエルが注意喚起

血を固まりにくくして脳卒中の発生を抑える薬「イグザレルト錠」(バイエル薬品)を服用した患者13人で、副作用とみられる間質性肺炎が起き、少なくとも1人が死亡していたことが分かった。同社は厚生労働省に報告、医療従事者向けの説明文書を作成し、注意喚起を始めた。

バイエルなどによると、13例はいずれも70~80代の高齢者で、販売を始めた2012年4月から今年1月までに間質性肺炎の症状がみられたという。このうち80代の男性が死亡した。厚労省などが因果関係を確認している。

イグザレルトは高齢者を中心に約20万人が使っていると推計されている。同社は、せき、息切れ、発熱、呼吸の音の異常などの症状が現れた場合、速やかに主治医に相談するよう呼びかけている。

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