■ はじめに
みなさんは、初詣に行ったときにいくらお賽銭をお供えしますか?5円や100円などが多いと思いますが、中には紙幣を入れる方もいますよね。実は、「お賽銭は、金額が高ければ高いほどお願いを聞いてもらえる」というのは大きな間違いなのです。ここでは、お賽銭の金額が持つ意味をご紹介します。
■ そもそもお賽銭って?
「金額が高ければ高いほどお願いを聞いてもらえる」という考え方の間違いの一つは、「お願いを聞いてもらえる」という部分です。お賽銭の「賽」という字を使った、「報賽」「奉賽」という言葉が神社にはあります。これは、「神様からいただいた幸福に感謝する」という意味です。つまり、お賽銭は「お願いを聞いてほしいから供える」祈り賃なのではなく、「神様からいただいた幸福に感謝をする」ということの意思表示なのです!しかし、だからといってお願いをしてはいけないわけではありません。まずは神様に感謝をしてから、お願いを聞いていただくという流れがベストだそうです!
■ お賽銭の金額が持つ意味
それでは、お賽銭はいくら供えるのがいいのでしょうか。それぞれの金額が持つ意味をご紹介します。
◎ 良い意味
・5円:ご縁がありますように
・10円(5円2枚):重ね重ねご縁がありますように
・15円(5円3枚):十分ご縁がありますように
・20円(5円4枚):よいご縁がありますように
・21円:割り切れない数字なので、恋愛継続・夫婦円満願に良いとされています。31円でもいいそうです。
・25円(5円5枚):二重にご縁がありますように
・30円(5円6枚):安定と調和のとれたご縁がありますように(「6」という数字が使われる「六角形」には、安定と調和をもたらす意味があるそうです。)
・35円(5円7枚):再三ご縁がありますように
・40円(5円8枚):末広にご縁がありますように
・45円(5円9枚):始終ご縁がありますように
・50円(5円10枚):五重の縁がありますように
・55円(5円11枚):いつでもご縁がありますように・午後に投げるとご縁がある
・105円(5円21枚):十分にご縁がありますように
・115円(5円23枚):いいご縁がありますように
・125円(5円25枚):十二分に御縁がありますように
・485円(5円97枚):四方八方からご縁がありますように
・1万円:1万円は「円万」ということから、「円満に通ず」という意味になります。
全部5円玉でなくてはいけないわけではありません。50円玉や100円玉を使っても大丈夫だそうです。10円玉は「遠縁」と言われ、縁から遠ざかってしまうと言われているので避けましょう。
◎ 悪い意味
・65円(5円13枚):ろくなご縁がない
・75円(5円15枚):なんのご縁もない
・85円(5円17枚):やっぱりご縁がない
・95円(5円19枚):これでもご縁がない
・500円:これ以上効果(硬貨)がない
このように、高ければいいというわけではないようです!また、穴が空いている硬貨は、「穴からご縁が抜けてしまうため縁起が悪い」と考える人もいるそうです。逆に「穴が空いていると先が見通せるため、縁起がいい」という考え方もあるようです。
■ 結局ベストな金額はいくら?
自分がそのときに供えたいと思った金額が一番良いようです。あくまでもその人の気持ちが大事!無理のない程度に、そっと投げて供えるのがベストです。目安としては、自分の願いが叶えられたときの感謝の気持ちの度合いを表す金額が良いでしょう。ただ、見返りを求めない心で賽銭することに意味があるそうです。
■ 注意点
無理に投げ入れようとはせず、そっと丁寧に、「お供えする」という心構えで投げましょう。また、お札をお供えするときは、新札を白い封筒に入れて投げるのが正しいやり方。たまにむき出しになっているのを見かけますが、あれはよくないようです。封筒には必ず住所と名前を書きましょう。
■ おわりに
いかがでしたか?お賽銭の金額にこんなにたくさん意味があったとは、驚きですね。初詣に行った際は、ぜひこのことを思い出して参拝してください。
(著:nanapiユーザー・chomy 編集:nanapi編集部 写真:PresenPic)
http://news.goo.ne.jp/article/nanapi/life/nanapi-00006402.html










