元日の1日、新潟県佐渡市では、若者たちが「春駒(はりごま)」と呼ばれる伝統芸能を演じながら、家々をまわり、1年の無事を祈りました。
「春駒」は、元日に厄を払い、豊作や大漁を祈願する新潟県佐渡市の伝統芸能で、お面をかぶり、鈴が付いた馬の頭を手にした踊り手が、太鼓や歌にあわせて家々をまわります。
色鮮やかな衣装を着た若者たちは、はじめに、佐渡市野浦の神社で「春駒」を奉納しました。
そして、地区を1軒1軒まわりながら歌や太鼓にあわせて厄払いをして、1年の無事を祈願しました。「春駒」を迎えた家では酒や食べ物をふるまって若者たちをねぎらい、正月を祝っていました。
春駒を迎えた家の80代の女性は、「春駒が来てくれてありがたいですうれしくてたまりません。正月におはらいができて安心です」と話していました。
「春駒」は、かつては、佐渡の各地で行われていましたが、いまは島内の2つの地区で行われるだけだということです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033964161.html










