そこで今回は、ここだけやれば部屋が格段にスッキリする掃除箇所と、その掃除方法をお届けします。忙しい一人暮らしでも半日以内(4~5時間程度)で終えられるよう、また思い立ったらすぐ始められるように一人暮らしでも常備している道具で掃除できる最低限の箇所と手順をまとめました。これで見た目も暮らしやすさもアップし、気分がぐんと上がるはず。部屋も気分もさっぱりと一年を締めくくり、気持ちよく新しい年を迎えましょう!
冷蔵庫(目標タイム:1時間)
冷蔵庫は内側だけでなく、外側も汚れています。使い捨てできるウェットシートでさっと拭いて
(用意するもの)
ゴミ袋
使い捨てウェットシート(キッチン掃除用)(なければ雑巾)
食器用洗剤
食器用スポンジ
■食材チェックと処分
まずは、冷蔵庫の中に入っているのを「食べるもの」だけにしましょう。傷んでいるもの、賞味期限が明らかに過ぎたもの、賞味期限は過ぎてなくてもいつまでも使い切れない食材、いつ冷凍したかわからない食材などは、この際思い切って処分。
ついでに、掃除しやすいように、取っておく食材も出してしまいましょう。掃除中はクーラーボックスなどに入れて保管するのがベストですが、一人暮らしでわざわざ用意するのは無駄です。今は寒い季節なので、食材がすぐに悪くなることもないので、いったん段ボールなどで保管し、できたら玄関やベランダなど最も涼しい場所へ。寒いかもしれませんが、掃除の間は暖房はかけないのがベターです。
■冷蔵庫の内側の掃除
食材を出したら、キッチン掃除用のウェットシートで冷蔵庫の内側を拭いていきます。雑巾を使うと洗ったり絞ったり干したりの手間がかかりますが、ウェットシートなら短時間かつ手間なく使い捨てられます。ウェットシートは忙しい人にとってとても便利なので、普段から備えておくと◎。他の箇所ではフローリング用などど共用することもできますが、キッチンは食材を扱う場所なので、安全性を求めるためにキッチン用を選びましょう。
ひどい汚れがあるときは食器用洗剤を水で薄めたものを食器用スポンジに含ませてこすり、最後にウェットシートで拭きあげましょう。終わったら、食材を元に戻します。
■冷蔵庫の外側の掃除
外側も内側と同様、ウェットシートで汚れを拭き、それでも落ちないときは食器用洗剤とスポンジでこすります。
玄関(目標タイム:1時間)
靴箱の棚板に新聞紙を敷いておくと、靴からの汚れを防ぐ上に、除湿・消臭効果も期待できます
門や玄関に門松やしめ飾りを飾るのは、お正月の神様に神聖な場所であることを示すため。新年から良い運気を呼び込むには、玄関も年末までにキレイにしておきたい場所です。帰省等で家を空ける場合も、玄関が整っていると帰ってきたときに気持ちがいいもの。掃除が終わったら、小さなものでいいので、お正月飾りをしておきたいですね。
(用意するもの)
ゴミ袋
掃除機
ハンディワイパー(もしくは、はたき)
掃除用ウェットシート
フローリングワイパー
新聞紙(なければ、靴箱用シート)
■靴の整理と処分
まずは掃いていない靴やサイズの合っていない靴を処分。ついでに、靴箱の中から靴を全部取り出しましょう。
■靴箱の中の掃除
靴箱の中は靴についてきた泥や砂などで予想以上に汚れています。いきなり拭くよりも、まずは掃除機を使ってゴミを吸い取ります。そのあと、掃除用ウェットシートを使い、中を拭きます。玄関用のものを用意する必要はなく、普段使用しているフローリング用のもの(ワックスの入っていないもの)でOKです。
その後靴箱の棚に新聞紙を敷いておくと、汚れが直接つかず、消臭効果もあるため、次の掃除がラクになります。新聞が手に入らない場合は、市販の靴箱用シートもあります。
■靴箱・ドアの拭き掃除
靴箱やドア、ノブなどのホコリをハンディワイパーやハタキで落としてから掃除用ウェットシートで拭きます。
■三和土(たたき=コンクリートの床部分)の掃除
掃除機でゴミを吸い取り、フローリングワイパーにウェットシートをつけて拭き取ります。
(玄関掃除おすすめ商品)
消臭シート くつ箱用 備長炭
照明(目標時間:30分)
照明を掃除すると、部屋がぐんと明るくなって気分も上がります。新年からのやる気もアップ!?
照明はいったん外して掃除するのがベストですが、それはちょっと面倒くさい。つけたまま、掃除をする方法を紹介します。電源は必ずオフにしてから始めましょう。
(用意するもの)
ハンディワイパー
軍手(掃除用手袋)
台所用洗剤
ハンディワイパーを使って、照明のホコリを落とします。ハンディワイパーでは難しい細かいところは乾いた軍手を手にはめて、照明を撫でていきましょう。力を入れてしまうと、照明を落としてしまうことがあるので、注意して。
プラスチックやガラスのカバーを使った照明、また電球についた汚れには、台所用洗剤を水で薄め、軍手をひたし、手でこすって落としましょう。なお、和紙や布製のカバーを使った照明はホコリを落とす以上掃除できませんので、汚れがこびりつかないよう普段からまめに掃除を心がけましょう。
(照明掃除おすすめ商品)
あっちこっち おそうじ手袋