胃がんの治療法は進歩しているが、いくつかの治療法の中から患者自身が決断を迫られる場面も。進行の度合い、体への負担や費用などの条件について考える。
●胃がんは、その進行度に応じてステージ1~4にわかれています。
ステージ1 粘膜から粘膜下層にとどまっている状態
ステージ2 粘膜の下層の下、筋肉層にまで進んでいる状態
ステージ3 胃の外側の層 しょう膜に及んでいる状態
ステージ4 しょう膜を突き破っている状態
●チョイス 開腹手術と腹くう鏡手術
ステージ2,3の胃がん治療の手術方法として、開腹手術か腹くう鏡手術かという選択があります。
・開腹手術は、手術後に、傷が残りますが、古くから行われているやり方なので、技術の蓄積があります。
・腹くう鏡手術は、5ミリから1センチの穴をおなかにあけ、その穴に腹腔鏡などを入れて手術をします。開腹手術に比べ残る傷が小さいものの、手術には、高度な技術が必要です。
●チョイス 術後の抗がん剤治療
胃を切り取ったあとも、目に見えない大きさのがん細胞が残ることがあります。
術後の抗がん剤は、そのがん細胞を叩くことが目的です。
胃がん手術後、抗がん剤をつかうと、生存率が10%アップしたという報告があります。抗がん剤治療をするか、しないかの選択があります。
●チョイス ステージ4の胃がん
手術が難しい状態の胃がんの場合、手術できるまでがんを小さくすることを目指す抗がん剤治療や、がんの根治を必ずしも目指さず、痛みの緩和や胃のバイパス手術など生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)の維持を目指す治療が行われます。
http://news.goo.ne.jp/article/choice/life/medical/choice-20130406-c-001.html










