食後には必ず1杯のコーヒーを飲む。仕事中のデスクに欠かさない。打ち合わせの席で頼むのはいつもコーヒー。
そんなコーヒーが毎日欠かせない方に、身体にとっても美容にとっても聞かないわけにはいかない、コーヒーと睡眠時間に関する驚きの事実が明らかになりました。
■就寝6時間前の摂取でも睡眠に影響
ある研究で、コーヒー2~3杯分に相当する、400mgのカフェインを摂ると、それが就寝の6時間前だったとしても、睡眠を阻害することが明らかになりました。
また、就寝の6時間より前にカフェインを摂取していても、結果的に睡眠時間が1時間以上減ってしまうこともわかったのです。
■自覚していないけれど睡眠時間はマイナス
これは、米国のヘンリー・フォード睡眠障害研究センターの研究者らが行った実験で明らかになったことで、研究では12人の健康な人を被験者として、普段と同じように睡眠を取るよう指示し、4日間にわたり実験を実施。
1日に3つの錠剤を渡し、普段の睡眠時間の6時間前、3時間前、そして睡眠の直前に1錠ずつ飲むよう指示しました。3つの錠剤のうち1つには400mgのカフェインを、残り2つには偽物を入れました。また4日間のうち1日は、3つの錠剤すべてが偽物の日を作り、カフェインが睡眠にどのような影響を与えるか調査しました。
すると上で紹介したような結果となり、さらに驚くことに、カフェインによって睡眠時間が短くなっていることに、本人は気付いていないということもわかったのです。
午後の遅い時間にカフェインを摂ると、自分でも気付かないうちに睡眠時間が減ってしまい、もしもそんな日が続いたとしたら……。健康上、そして美容の上でも悪い影響を及ぼしかねません。
ディナーの後のコーヒーや、残業前の眠気覚まし、お酒を飲んだ後の一杯などは禁物。午後5時を目安に、今日からそれ以降のコーヒーは断つようにしたいですね。
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