自分の要求を押し通したい子どもに質問攻めにされて、あまりのしつこさに白旗をあげてしまった経験はありませんか? 実は、彼らを武装解除する魔法のような言葉があるんです。それは、「その質問は回答済み」。
このテクニックは、リン・ロット氏による育児本に掲載されているもので、ブログ「Positive Parenting Solutions」で紹介されていました。
コンセプトはいたってシンプルです。
7歳のダニエルは、庭に大きな穴を掘りたいと許しを乞います。あなたの答えは「No」。5分後、ダニエルは同じことをたずねに戻ってきます。今度は、「お願い」という言葉を添えて。ボクはこんなに穴を掘りたいんだ。
そんなときは、「No」と繰り返すでも説教をするでもなく、しっかりと目を見て、次のように言ってみましょう。
ステップ1:「”その質問は回答済み”って言葉、聞いたことある?」(Noという返事が返ってくるでしょう)
ステップ2:「あなた、さっきも穴を掘りたいって言ってたよね?」(返事はYes)
ステップ3:「ママ(パパ)はそれに答えたよね?」(答えはおそらく「うん。でも、だって……」)
ステップ4:「同じことを何度も聞かれて、ママ(パパ)が考えを変えるとでも思う?」(ダニエルはブツブツ言いながら去っていくでしょう。そして、別のことを始めるはずです)
ステップ5:また同じことを聞いてくるなら、シンプルにこう言いましょう。「その質問は回答済みだよね」(それ以上は何も言う必要ありません!)
この手法が確立できれば、しつこい質問に辟易しないで、たったひとことで対応できるようになりますよ。
これを定着させるには、両親ともに一貫して「その質問は回答済み」と言い続けることが必要です。でも、ひとたび定着すれば、傷ついたレコードのように同じフレーズを繰り返す必要はありません。その日まで、根気強く続けましょう。実際には、子育てに魔法はありませんから。
http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/life/lifehacker_35988.html