演歌歌手の渥美二郎さんが28日、南魚沼市長森の同市養護老人ホーム「魚沼荘」(金沢敏博所長、入所者57人)で慰問コンサートを開いた。同ホームでの慰問コンサートは今年で11回目。渥美さんは新曲や懐メロを熱唱。入所者にとっては、一足早いクリスマスプレゼントとなった。
ステージは、持ち歌の「霧の港町」で幕開けすると、入所者から大きな拍手がホールに響いた。この後、終戦前後の大ヒット曲「東京の花売娘」や「東京ラプソディ」などが次々に披露されると、手拍子を打ちながら一緒に口ずさむなど、お年寄りたちは、青春時代にタイムスリップした様子だった。
最後に渥美さんが作詞、作曲した最新のデュエット曲「東京ナイト」を同ホームの女性職員と一緒に歌うなど、約1時間の歌とトークの楽しいひとときを過ごした。
コンサート終了後、渥美さんは「喜んでくれる皆さんの笑顔が、明日へのエネルギーになります。また、来ます」と話した。【神田順二】
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