古墳時代前期(4世紀前半)としては日本海側最北の新潟県胎内市にあり、大和政権の影響が及んでいたとされる「城(じょう)の山古墳」から、被葬者の歯が発見された。市教委が28日発表した。
新潟医療福祉大の奈良貴史教授(自然人類学)らが、昨年出土した約1.2センチの白い破片などを電子顕微鏡で分析。エナメル質の最表面の減り具合から10~20代だったと推測しており、若くして地域の代表になり早世した可能性があるという。
前期古墳から歯が出土する例は少なく、奈良教授は「土壌の酸性度が歯が残るのに適していたのではいか。奇跡的な発見だ」と白い歯を見せた。【柳沢亮】
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