再来年の3月に開業し、東京と金沢をおよそ2時間半で結ぶ北陸新幹線の新型車両が、初めて、報道機関に公開されました。
北陸新幹線は、東京を起点にした現在の長野新幹線を延長する形で、再来年の3月に、金沢までの区間が開業し、東京・金沢間がおよそ2時間半で結ばれます。「E7系」と呼ばれる新型車両が28日初めて、宮城県利府町にあるJR東日本の新幹線総合車両センターで、報道機関に公開されました。
新型車両は「和の未来」がテーマで、アイボリーホワイトを基調に、空や銅の色といった日本の伝統的な色が使われています。雪の多い地域を走ることから、車両の先頭部には、積もった雪をはじき飛ばすゴム製の装置が取り付けられています。北陸新幹線の新型車両では、「普通車」と「グリーン車」に加え、東北新幹線の「はやぶさ」にも導入されている、定員18人の最上級の「グランクラス」が設けられました。また、新幹線で初めて、すべての客席に電源のコンセントが設けられたほか、車内のすべての洋式トイレに温水洗浄機能付きの便座が取り付けられました。この新型車両は、試験走行をしたうえで、早ければ来年3月から、東京・長野間で導入される予定です
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033201171.html