[ カテゴリー:医療 ]

あふれる色彩自由な発想 ダウン症生徒10人が創作

志摩の美術教室作品展

展示作品を説明する佐藤さん

ダウン症の人たちが通う三重県志摩市の美術教室「アトリエ・エレマン・プレザン」の作品展が28日、同市大王町波切の大王美術ギャラリーで始まった。

アトリエは1991年に、当時東京で活動していた画家佐藤肇さん(67)が、ダウン症や自閉症の人たちの才能を伸ばそうと、画家の妻敬子さん(65)の祖母が住んでいた同町波切に開設した。「エレマン・プレザン」は仏語で「現在の要素」という意味。ダウン症の人たちも「現在の時代、場所で重要な構成要素でありたい」という願いを込めた。

93年には「アトリエ・エレマン・プレザン東京」を設立。現在は志摩で10人、東京で約40人が、絵画や版画、立体などの創作活動に励んでいる。

今回は、志摩のアトリエに通う12歳~36歳の10人が、油彩、ちょうちんに彩色した立体、ロールスクリーンに描いた大作など47点を出品した。ほとんどが設立当初からのメンバーで、作品はあふれる色彩と自由な発想で描かれている。佐藤さんは「きれいに色彩を調和させるセンスを身につけている」と説明する。

アトリエでは、ダウン症の人たちの感性を伝えるための展覧会、出版から、療育相談、学校などでの講演活動なども行っている。

12月5日午後8時からNHKテレビ(Eテレ)で取り組みを紹介する番組が放送される予定。来年7月には東京都美術館で大規模な展覧会を開く。

佐藤さんは「芸術の原点とも言える作品に触れてほしい」と話している。

12月23日まで。入館料は一般200円、高大生100円、中学生以下無料。12月19~23日は年齢を問わず無料となる。問い合わせは同ギャラリー(0599・72・4336)。

(2013年11月29日 読売新聞)

Facebook にシェア
[`tweetmeme` not found]

コメントする

Facebook にシェア
[`tweetmeme` not found]

団体理念  │  活動展開  │  団体構成  │  定款  │  プライバシーの考え方  │  セキュリティについて  │  事業  │  メディア掲載  │  関連サイト  │  お問い合わせ

copyright © JMJP HOT TOWN Infomaition Inc. All Rights Reserved.   NPO法人 住民安全ネットワークジャパン

〒940-0082 新潟県長岡市千歳1-3-85 長岡防災シビックコア内 ながおか市民防災センター2F TEL:0258-39-1656 FAX:020-4662-2013 Email:info@jmjp.jp