新潟県や粟島浦村などは、潮の流れを利用した潮流発電の実証実験を県内で初めて進めることになり、22日、協定書の締結式が行われました。
潮流発電は、潮の流れを利用して海中に沈めた水車をまわし、電気を起こすもので、クリーンエネルギーとして期待が集まっています。県内では初めてとなる潮流発電の実証実験を新潟県と粟島浦村、それに日本大学などが、粟島周辺の海域で行うことになり、22日、県庁で関係者らが出席して協定書の締結式が行われました。
はじめに泉田知事が、「将来のエネルギーの安定供給につなげるとともに、漁業と自然エネルギーの調和や産業育成としても世界的なうねりを作り出したい」と抱負を述べました。
この後、出席者らが、実証実験を進め、地域経済を活性化するなどとした協定書を取り交わしました。実験では、県内企業を中心とした研究会と日本大学が共同で開発を進めている発電機を使い、粟島周辺の海域でどの程度発電ができるかを確かめます。
今年度は、実験に適した発電機の種類と発電場所を選ぶため、潮の流れの速さなどのデータを収集し、来年度から3年間にわたり、実際に発電することにしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033233551.html










