睡眠不足は太る原因と言われますが、15歳から18歳を対象にした調査では、男の子にその傾向がみられ、女の子には見られないことが明らかになりました。
睡眠不足は太る原因と言われます。興味深いことに、ティーンエージャーの男女を比べると、男性は睡眠時間と肥満が関連しやすく、女性はあまり相関関係がみられないことが分かりました。
ニュージーランド、オタゴ大学は、同地域の15歳から18歳の男性386人、女性299人を対象に調査を行いました。男性の睡眠時間と体形の関わりを見てみると、睡眠時間が2時間違うと、体脂肪率が平均9%異なることが明らかになりました。
調査に参加した男性の平均身長は1メートル76、体重は69.5キロです。睡眠時間が8時間の少年たちと、10時間の少年たちを比べると、前者は体脂肪が1.6キロ多く、腹囲も1.8センチ大きかったそうです。また、除脂肪体重も1.8キロ多くなりました。
これに対し、平均睡眠時間が8時間の女性と10時間の女性を比較してみても、腹囲や体脂肪率に大きな違いは見られなかったそうです。
研究チームのパウラ・スキッドモア博士によると、これまで肥満関連の研究は、幼児を研究対象に行われることが多かったとのこと。今回の研究では、男性の身体の成長が落ち着く10代後半も、肥満予防のためには大切な時期であることが明らかになった形です。
勉強、部活、遊びと忙しい時期、10時間の睡眠時間を確保するのは簡単ではないかもしれませんが、少しでも睡眠時間を確保できる努力は必要なようです。
参考:Lack of sleep makes teen boys fat, but not girls
http://www.nzherald.co.nz/lifestyle/news/outline.cfm?c_id=6&objectid=11127052
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20131122-01193676-mynaviw