栄養価の高さで広く知られている納豆ですが、特有のにおいとネバネバ感で好き嫌いが大きく分かれる食べ物でもありますよね。特に海外から来た人々にとっては、苦手な日本の食べ物の上位にランクインされてきました。
しかし、先日12月7日(金)放送の『なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付』(日本テレビ系)では、日本に住む外国人100人が選んだ「ご飯のお供BEST3」の1位が、納豆だということが判明。意外な結果ですよね。
納豆固有の酵素ナットウキナーゼ
海外から来た人々にも人気の納豆ですが、健康にも優れた効果を発揮し、特に冬場はオススメの食材なんです。昨今、ダイエットや整腸によいと人気の酵素ですが、納豆のあのネバネバにも納豆固有の酵素“ナットウキナーゼ”が含まれています。
ダイエット食品『マイクロダイエット』によると、ナットウキナーゼは、強力な血栓融解作用(血液サラサラ効果)を持つ酵素。冬場に起こりやすい動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞など多くの血栓性疾患の治療・予防が期待されています。
市販の納豆1パックを食べれば、1日の必要量のほとんどを摂取することができるそうですよ。
ダイエットにもおすすめの納豆
くわえてダイエット中には不足しがちなタンパク質などの栄養素を補うのにも、納豆はとても向いているといえます。タンパク質が不足すると筋肉が落ちてしまったり、基礎代謝が下がり、太りやすくやせにくい体質に。
また、大豆はビタミンB1・6やミネラルが豊富なほか食物繊維も豊富ですので、ダイエット中にありがちな便秘の解消や、美肌にも効果的なのです。
高栄養価の大豆を発酵させ作られている納豆は、大豆の栄養成分がそのまま含まれ、しかも納豆へと変わるに当たり、健康効果は更にパワーアップ。
納豆にはタンパク質を分解する酵素が大量に含まれているため、消化吸収率が良くなります。大豆(加熱)のままだと65%程度ですが、納豆に加工すると80%以上に吸収率が高まるんです。
血液をサラサラにする効果も
さらに骨粗鬆症の予防などの効果のある脂溶性のビタミンKは、大豆から納豆になると大幅に含有量が上昇します。ビタミンK1、K2があり、そのいずれにも血液を凝固させる(止血)作用、カルシウムを骨に定着させる作用があります。
夕食時に食べたほうがよいといわれるのは、血栓ができやすいのが夜~朝方なので、血液が固まりやすいこの時間帯に納豆を食べることが、最も効果的なためのようです。
冬は果物やサラダ、グリーンスムージーなどが寒くて取りにくいですよね。それによってビタミンや食物繊維が不足しがちです。ボディキープや健康の頼もしい味方になる納豆を、ご飯のお供としてだけでなく、和え物やサラダ、お酒のつまみに取り入れてみませんか?