忙しい毎日のひととき、ハーブティーを飲むとホッとして癒されると感じる方もいらっしゃいますよね。
このハーブティーにはリラックスの作用だけではなく、様々な働きがあるといわれています。今回は効能別にオススメのハーブティーをご紹介したいと思います。
効能ごとにハーブティーを選ぼう
【心を落ち着け、安眠したい方に】
気持ちが落ち着かず、なかなか眠れない時には、カモミールやラベンダー、オレンジピールのハーブティーがオススメです。
カモミール:ストレスなどで眠れない時に心を落ち着ける働きがあります。
ラベンダー:心を落ち着ける作用があり、ストレスを緩和したり、安眠の作用があります。
オレンジピール:鎮静作用や抗うつ作用があり、気分転換を図りたい方に適しています。
【ダイエットを考えている方に】
体の中に溜まった不要な物質を取り除いたり、消化・吸収を促す働きを持つハーブがよいでしょう。
ジュニパーベリー:不要な老廃物を除去したり、脂肪が体内に溜まるのを防ぐ働きがあります。
ステビア:ステビアは砂糖の何百倍もの甘さを持ちながらも、カロリーが低いという特長があります。
【貧血気味の方に】
血液の循環を促したり、鉄分の吸収を促進させるビタミンCの入ったハーブなどがオススメです。
ローズヒップ:ビタミンCを多く含んでおり、風邪などに対する抵抗力を高めたり、疲れを回復させます。
ローズマリー:血液の流れをよくしたり、血中のコレステロールを下げる働きもあります。
レモングラス:血行を促進する作用や、消化を助ける働きがあります。
【便秘がちな方に】
便秘は、食生活の乱れやストレス、運動不足など、さまざまな原因があるといわれています。そのような方は、胃や腸の働きを整えるものや、血液の流れをよくする作用があるものがオススメです。
ローズ:お通じをよくするだけではなく、ホルモンのバランスを整える作用があります。
ペバーミント:腸の中に溜まったガスを出したり、腸内環境を整える作用があります。
フェンネル:腸内環境を整える働きがあります。また、利尿作用があるので、むくみやすい方に適しています。
一種類のハーブでつくられたハーブティーもよいですが、さまざまなハーブをブレンドすることで、あなただけのオリジナルハーブティーを楽しむこともオススメです。
この記事を監修したアドバイザー
野菜ソムリエ・食育アドバイザー・栄養士北川みゆき 先生
統合医療系のクリニックで栄養士・野菜ソムリエとして勤務。がん患者さん向けの免疫力を高める体にやさしい食事や野菜ジュースの提案、監修を行っている。「“美と健康”を叶えるためのベジフルセミナー」が好評を得ている。