【河野正一郎】忠臣蔵の義士、堀部安兵衛が生まれた新発田市で１、２両日、「忠臣蔵サミット」が開かれた。忠臣蔵にゆかりのある自治体が交流するもので、浅野内匠頭が率いる赤穂藩があった兵庫県赤穂市や、吉良上野介の自宅があった東京都墨田区など１３自治体が集まった。
２日は、コンクリート製から木製に新装された武庸（たけつね）橋の渡り初めパレードがあった。あいさつした御免町小学校６年の島田健作君（１１）は「安兵衛さんのような責任感の強い人と同じ街に生まれたことは誇りです。僕たちが語り継いでいきます」とあいさつした。
１日は地域おこしを話し合うシンポジウムがあり、コーディネーターで江戸時代の研究家、田中優子・法政大教授は「地元の人には気づかない魅力があるはず。ゆかりの地を巡る『忠臣蔵ツアー』を企画してみたらどうか」などと提案した。
サミットと同時開催している「全国うまいもん横丁」は新発田市カルチャーセンターで４日まで。サミット参加自治体の特産品のほか、全国の有名駅弁や空弁などが味わえる。
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