年末が近づくとともに、忘年会のシーズンがやってきます。目上の方、年配の方から、“和食”の席におよばれする機会があるかもしれません。
普段食べ慣れない“和食”では、ちょっと緊張しませんか? なぜなら、意外と知らないマナーがありそうだから……。それを全然知らずに、うっかり恥をかいてしまっては大変です!
そこで、間違えがちなマナー5つを紹介しますので、予習しておきましょう!
■1:手をお皿のようにして食べる“手皿”は、実はNG!
左手の手のひらを上に向け、汁などが垂れないように、口元の下にスタンバイして食べる事ってありますよね。一見上品なようにも見えますが、実は“手皿”と言ってNGなんです。
和食は基本的に、器を手に持っていただくのがマナー。汁が垂れそうになったら、手ではなく小皿で受けるようにしましょう。
■2:お椀のフタ、食べ終わったら裏返しはNG!
お椀に入った汁物を飲み終わったとき、はてさて、フタはどうしたらいいでしょうか? 裏返しにして置き、“これが食べ終わった印”なんていう人もいるかもしれませんが、実はフタを傷つける可能性があるのでNG。
元通りに、普通にフタを閉じるのが、正しいマナーです。
■3:貝のお味噌汁の貝殻は、フタに乗せない!
しじみやあさりなどのお味噌汁が出たときに、貝殻はどうしていますか? ひっくり返したお椀のフタの上に乗せる人もいると思いますが、実はNGなのです。
正解は、お椀の中に入れたままにする、です。貝の身が取りだしにくいときは、殻を左手で押さえてもOKです。
■4:お箸を逆さにして取り箸にするのはダメ!
ちょっとカジュアルな場で、みんなでホッケなんかをつつくケースがありますよね。取り箸がないときに、自分のお箸を逆さにして取ろうとする人がいますが……これも実はNG。
なぜなら、お箸の上の方は手で持っていた場所なので、きれいではないとされているからです。お店の人に取り箸をお願いするか、「じか箸で失礼します」と言って、そのまま自分のお箸を使うのが、正しいマナーです。
■5:懐石料理でお箸が濡れていて、クレームはNG!
懐石料理などで出されるお箸は、料理を出す前に、水にさっと通すのが正式です。料理がお箸につかないために工夫されているためなので、「あの~! お箸が濡れているんですけどっ(怒)!」なんてお店の人にクレームをつけて、赤っ恥をかかないように気をつけましょう。
いかがでしたでしょうか? 意外と間違ったマナーをしていたケースもあるのではないでしょうか? 自分が恥をかくならまだしも、同席した目上の方や年配の方に恥をかかせてしまっては大変です。和食の席では、以上のことを、十分お気をつけてくださいね!
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20131101-00010000-wooris