紅葉が始まり、すっかり秋本番! 脂の乗ったさんまに、マツタケや柿、栗など秋の味覚が続々と登場し“食欲の秋”到来ですね。
食べ物がおいしいこの季節、油断して飲んだり食べたりを繰り返していると、夏に手に入れたボディは面影がなくなっていることも……。さて、このような“秋太り”を防ぐためにはいったいどうしたらいいのでしょうか。
夏の暑さでグッタリしていた人も、だんだんと気温が下がり、過ごしやすくなることで、食欲が出て来ます。それだけでなく、これからの時期は、体が寒さに対応するために皮下脂肪を厚くしようと、食欲が増し、こってり脂ののったものが美味しく感じられるようになってくるのです。
さらに、だんだんと寒くなってくると、動く量も減って、余計脂肪がつきやすくなってしまいます。毎日パクパクと欲望のままに暴飲暴食をしていては、ガガのように、短期間で10kgオーバーということにもなりかねません。一度ついてしまうと落ちにくい脂肪がつく前に、秋太りを防ぐためのコツを学んでおきましょう。
■秋太りを防ぐ24時間の食事サイクル
この時期に、脂肪のつきにくい体を作るために、日々のエクササイズも欠かせませんが、私たちの体のリズムにあった食事を取ることが大事な要素です。酵素栄養学で分けられる1日24時間の食事サイクルに沿った食生活を心がけることで、この時期でも太りにくい体作りへと繫がります。
(1)午前4時~昼12時(排泄の時間)
眠っている間に代謝・解毒が行われ、朝には不要物を体外に排出しようと体は働き始めます。この時間に、ハム、卵、揚げ物など、消化に時間のかかるものを食べていては、消化に時間がかかり、朝から体がだるくなるだけでなく、代謝が落ち脂肪を溜め込んでしまいます。この時間帯は、消化に時間のかからない、酵素をたっぷり含む、生野菜や果物のフレッシュジュースが最適です。
(2)昼12時~午後8時(栄養補給と消化の時間)
起きて3時間ほど経つと、内蔵がフル稼働を始め、ようやく食事を摂る準備が整ってきます。消化酵素の働きも活発になるので、食べたものの栄養素をしっかり吸収できる時間です。この時間にしっかりと食事を摂ることがベスト。
その際、いつもの食事に、生野菜や果物など酵素を含むサラダ類を半分加えることが大切なポイントです。コンビニ食が多い場合は、サラダ一品+麺類(蕎麦)など。レストラン食が多い場合は、生野菜サラダがついている定食を選ぶようにしましょう。そうすることで、食べたものの消化を助け、代謝がスムーズに進みます。
(3)午後8時~午前4時(吸収と代謝の時間)
午後8時を過ぎると、一日食べたものを消化吸収し、体内で細胞の新陳代謝が行われます。ついつい、夜中にお腹がすいたな~と食事を摂るクセがある人は要注意!この時間は食べたものが脂肪になりやすく、寝ている間も胃液が働き続けることになるので、体がゆっくり休まらず、睡眠の質も悪くなってしまいます。夕飯はできれば、8時前に済ませるか、寝る3時間前には食事を済ませるようにしましょう。
朝・昼の食事をコントロールするのが難しいという方は、せめて夜8時以降食べ物を食べない方法がおすすめ。胃腸がゆっくり休まるため、睡眠の質も良くなり、代謝がアップし太りにくい体質へと繋がります。
食欲の秋に、暴飲暴食、激太りとなってしまわないよう、食べる時間帯をしっかりと見極めて、秋の味覚を楽しみたいものですね!