「キャベツダイエットにトマトダイエット……いろんなダイエットに挑戦したけれど挫折した」という経験はありませんか? ダイエットを成功させるには、“ハードな運動と食事制限”と頭で分かっていても、なかなか行動には移せないものです。
そこで、極端なダイエットに挑戦するのではなく、今までの生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか? 例えば、食事のあとには必ず甘いスイーツを食べることが習慣となっているあなた。その習慣さえ改めるだけで、簡単にスリムな体が目指せるんです!
さらに、偏食ダイエットでたびたび陥る栄養不足にもならないので、健康的にダイエットができます。さあ、あなたの“太る原因”はどのタイプ? 自分の生活習慣を見直しましょう。
太る原因5パターン
(1)虫歯
意外な原因がこれ。「虫歯とダイエットになんの関係があるの?」と思いますよね。しかし、とても深く関係しているんです。虫歯や口腔内の疾患があると太ります。それは、咀嚼が十分にできないため。
歯や顎が健康でないと、噛む事が苦痛になってしまいます。すると、食べ物が柔らかいものなどに偏りがちになり、噛まずにかき込むように食べるようになります。噛まないで飲み込むと食べた気がしないので、食事の満足感を得られなくなるのです。結果、胃がもたれるほど食べていた、ということになってしまいます。
ダイエットの秘訣は、ずばり“よく噛むこと”。よく噛むために、虫歯や口腔内の疾患は早めに治しましょう。
(2)職場で配布されるおやつ
職場で配布されるお菓子の差し入れをついついもらってしまいませんか? 特に女性の多い職場では、差し入れの数が多く、さらにケーキやチョコレート菓子が頻繁ということも。仕事の前、小腹のすいた夕方、仕事の終わりにとちょこちょこ食べてしまうと、かなり高カロリーを摂っていることになります。
1個300kcalのおやつを3つ食べれば、それだけで一回の食事の総カロリー相当の900kcalに! もらったらお腹が減ってなくても食べてしまうのであれば、あらかじめ配られないように周りに宣言しておくといいかもしれません。
(3)睡眠不足
なんと、睡眠不足はダイエットの大敵だといいます。肥満と睡眠について研究を進めている愛媛大学大学院の丸山広達助教授によると、睡眠時間が短くなると、摂食抑制ホルモンの量が減るので、空腹感が生じて食べる量が増えるのだとか。
さらに、寝不足は身体の体温を低下させるので、基礎代謝量が落ちることにも繋がるのだそう。食べすぎてしまう傾向がある上に、基礎代謝量が減るので脂肪を燃焼しにくくなるなんて、なんという悪循環です。太らない睡眠時間は、成人では7時間程度だと言われます。
(4)朝食は菓子パン
朝食はパン派という方は多いですが、パンと菓子パンでは大きな違いがあります。菓子パンのカロリーは見た目以上! 甘いパンには、砂糖とバターがたっぷり入っているので、食べすぎには要注意です。
例えば、ヤマザキメロンパンは1個450kcal。高級クリームパンは1個346kcalです。ほとんどの菓子パンのカロリーは1個300kcal以上。菓子パンはパンではなくて、ずばりお菓子です!
さらに、菓子パンのような精白小麦のパンは消化・吸収が速いので、体脂肪として蓄えられやすいという特徴が。一方、消化・吸収が遅いパンとして、ライ麦パン、全粒粉のパンなどがあります。パンをご飯に変えなくても、“食べるパンの種類を変えるだけ”で、ダイエット効果が期待できます。
(5)空腹時に買い物に行く
満腹のときに買い物に行くときと空腹時に買い物にいくのでは、購入量にかなりの差が出ると感じたことはありませんか? 空腹時だとどれもおいしそうに見えます。そうすると、あれもこれもとつい多く買ってしまいがちに……。
どうしても空腹時に買い物に行くことになってしまったときは、食べることではなく購入量に制限をかけてみるといいかもしれません。さらに、一日の食費に使っていい金額を決めるのもいいでしょう。
さて、当てはまるものはありましたか? どういった生活習慣が“太る原因”なのかさえ分かれば、確実に体重増加は防ぐことができます。今の生活習慣に気がつかないでいると体重は増えてしまいますが、ちょっと食事や生活スタイルを少し改善するだけでダイエットができるのですから、さっそく試してみてはいかがでしょうか。