避難生活で役立つものについて、NPO法人「日本防災士会」常任理事の橋本茂さん(63)に聞いた。
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便利なのは携帯ラジオ。避難直後は、避難所にテレビやラジオがないことがあり、体育館などの広い施設の場合、テレビなどの近くにいられるとは限らない。情報をいち早く知るためにもラジオは欠かせない。
台風の時は、泥水で足元が見えなくなり、けがをする恐れがある。脱げやすい長靴よりひも付きのスニーカーの方が安全。水分を通さない革製の手袋も役に立つ。軍手より丈夫なので、がれきでけがをしにくくなる。意外と役立つのが新聞紙。折ってビニールをかぶせればコップや皿になるほか、服の中に入れれば防寒にも役立つ。ポリ袋も食べ物を運んだり、ポンチョ代わりに使えたりする。
災害に備え、日頃から通帳や印鑑などの貴重品を用意したり、数日分の着替え、水や食料などを備蓄しておくことも重要だ。土砂災害の場合、水が流れ出てくるなどの前兆がある。早めの避難を心がけてほしい。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20131025-567-OYT1T00810.html