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独創的ラーメン:米映画「47RONIN」公開に合わせ、新発田や赤穂などの19店が競演 /新潟

◇470グラムつけ麺、ユキの討ち入り、中心グラッ!?…

赤穂四十七士をモチーフにしたハリウッド映画「47RONIN(フォーティセブン・ローニン)」の日本公開(12月6日)に合わせ、堀部安兵衛の出身地、新発田市でも盛り上がろうと、同市のラーメン店など19店舗が忠臣蔵にちなんだオリジナルラーメンを考案した。「47RONIN×47RAMEN(ラーメン)」として11月1日から、吉良邸討ち入りの12月14日までキャンペーンを実施する。【小林多美子】

同映画はキアヌ・リーブス主演のSFアクション映画で、真田広之さんや柴咲コウさんら日本人俳優の出演も話題になった。国を追われた侍「カイ」が、大石内蔵助ら四十七士とともに仇討ちのため数々の戦いや試練に挑んでいく物語。

ラーメンの企画は、安兵衛の実家の菩提寺(ぼだいじ)、長徳寺の関根正隆副住職(36)ら若手有志で作る「安兵衛 助太刀隊」が考えた。同市内だけでなく、兵庫県赤穂市や東京都内の5店舗も参加する。

新発田市御幸町の中華料理店「萬福」は、赤穂の塩を使った塩ラーメン「ユキの討ち入りラーメン」(840円)を考案。討ち入りの日に降っていた白い雪をイメージして具材に豆腐を使い、四十七士の「団結」にちなんであんかけ(あんで固める)をかけた。塩原雄一店長(44)は「何か協力したいという『義の精神』で参加しました」と話す。

ダジャレのようなラーメンも。「麺食堂 まる七」(同市島潟)は、通常の3倍という470グラムのつけ麺の中心に、安兵衛が使っていたという赤ざやの刀をイメージした赤いチョリソーが埋まっている。食べているとチョリソーが揺れ、「中心」が「グラッ」とする「忠臣蔵(中心グラッ)ラーメン」(880円)だ。義理に厚い安兵衛にちなみ、約1センチの厚切りチャーシューを添えた。

店長の中野則司さん(45)の思いは真剣だ。「新発田には、ラーメンに共通した味や特徴があまりない。忠臣蔵を新発田のラーメンの特徴にできたら」と話す。

この他、値段を470円の特別価格にしたり、映画の主人公カイにちなんで貝を使ったラーメンなどがある。

同市では11月1、2日、月岡温泉の「華鳳」を主会場に、忠臣蔵ゆかりの全国の自治体関係者が集う「忠臣蔵サミット」が開かれる。同市での開催は15年ぶり2回目。1日には、忠臣蔵の講談、記念シンポジウムなどがある。2日は市中心部で午前10時から祝賀パレード。問い合わせは実行委事務局(同市観光振興課、0254・22・3101)。

http://mainichi.jp/area/niigata/news/20131025ddlk15040050000c.html

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