ニコニコ動画は10月8日、デザインを一新し、新機能が追加された新バージョン「GINZA」をリリースした。これにともない、旧バージョンとなる「原宿バージョン」は12月3日をもって廃止されることとなった。
しかし、一部のユーザーは慣れ親しんだ原宿バージョンの廃止に猛反発。ツイッターなどでは、「GINZA一本化」案に抗議するユーザーが続出している。
そんな状況でついにユーザーたちはひとつの行動を起こした。10月19日にニコニコ動画を運営するドワンゴの新本社周辺で、「原宿廃止反対デモ」が実行されたのだ。
ニュースサイト「ガジェット通信」の記事によると、デモの参加者は52人。決して大人数とは言いがたいが、事前に所轄警察にも届け出されており、警官も同行したという。
また、ニコニコ動画の「ガジェット通信」のアカウントでは、デモの様子を収めた映像もアップされている。デモ隊は「ニコニコ動画(原宿)が存続しますように」などと書かれた看板を持ち、拡声器で「ニコニコ動画原宿を返せ!」とアピール。東京銀座の水谷橋公園を出発し、ドワンゴ本社のある歌舞伎座ビル前を経由するルートで行われた。
国や自治体に対する抗議でもなく、政治的な主張によるものではないということで、かなり珍しい今回のデモ。動画には、
「ただのオフ会じゃねえのこれw」
「こんなのに付き合わされる警察ww」
などと、冷ややかなコメントも少なからず寄せられており、参加者とその他のユーザーとの間には、かなりの温度差があるようだ。
ちなみに、2ちゃんねるの「【東京】『ニコニコ動画(原宿)を取り戻せ~』 ニコ動『GINZA』にユーザー激怒、52人が銀座で『反対』デモ…なお、公安警察も注視」というスレッドでも、
「軽くしろって話だよな。
久しぶりに行ったら(補足:GINZAの)インターフェースが重い上に直感的にわからなくなって困ったわ」
「何度もバージョン変えんなや」
などと投稿されており、やはりGINZAバージョンに不満を持つユーザーは少なくない様子。しかしながら、
「ニコ動、糞重くなったのは俺も腹立つけどよ…
だからって外歩いて不満ぶちまける気は起きんなあ」
「確かに銀座は超使いづらいけど…デモねぇ」
といった意見も多く、「だからといってデモをするほどではない」というのが大半のユーザーの立場だといえそうだ。
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20131024-00032795-r25