夏物の衣類をしまい、半年ぶりに秋冬物を出す「秋の衣がえ」。「あさイチアンケート」、そして街で、衣がえについて質問してみると、「黄ばみ」「虫食い」「ニオイ」「シワ」に悩む人が多いことが判明。そこで、今回はこの“四大悩み”を一挙に解決すべく、「黄ばみとニオイを防ぐ洗濯法」や、「防虫剤の効果的な使い方」、「シワの簡単な取り方」などのスゴ技を紹介しました。
■ニットのシワ取りとダウンジャケットのふっくら作戦
半年ぶりに秋冬物を出したときにありがちなのが、「ニットのセーターがシワだらけで着られない」、「ダウンジャケットがシワシワ&ペッタンコ」という悩み。それを洗濯王子こと、中村祐一さんに解決してもらいました。ニットのシワ取りに使うのは、スチームアイロンだけ。しかも、かかる時間はたったの3分。生地にアイロンを直接あてるのではなく、1センチほど浮かせて蒸気で伸ばします。熱で変形してしまうビーズなどの飾りがついたニットも、この方法でシワが伸ばせます。蒸気をあてたら、手で伸ばすのがコツ。袖の部分は、毛の流れに沿って、手のひらでなでて、シワを伸ばします。
ウールのコートについたシワは、アイロンで伸ばすのは大変。そこで、オススメなのが、入浴後の浴室に残った蒸気でシワをとる方法。軽いシワなら、浴室に30分ほど干すだけで、取れてしまいます。
シワがついたうえに、ペッタンコになったダウンジャケットは、乾燥機にかけてふっくらさせます。中村さんオススメの方法は、まずシワを取るために、霧吹きで水分を全体にまんべんなくかけて、タオルで伸ばします。ぬらしすぎると乾かなくなるので注意してください。次に、ファスナーをしめ、金具が壊れないように裏返します。そして、丸めたタオルと一緒に乾燥機に入れます。乾燥機が回って、中でたたかれると、ダウンジャケットに空気が入ってふっくらします。タオルを一緒に入れることで、たたき効果が強くなり、よりふっくらします。家庭用のドラム式洗濯機の乾燥機能なら、30分でふっくら感がよみがえります。
また、ウールのコートなどは、衣がえで出したあと、ブラッシングして寝ている毛を起こしたあと整えること、そして、布用の撥水(はっすい)スプレーをかけて汚れ防止するのが、中村さんのオススメです。(撥水スプレーは屋外でご使用ください。)
さらに、ブラウスなど、かけたまましまう場合、肩の縫い目より1センチ以内のハンガーを使用するのがポイントです。
<取材協力>
中村祐一さん(クリーニング店3代目 クリーニング師 洗濯アドバイザー)
番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。
製品・サービスの特性や使用上の制限、契約内容・条件などについては、各自におかれまして、メーカーや販売会社に十分ご確認ください。
http://news.goo.ne.jp/article/asaichi/life/asaichi-20131001-a-003.html