子宮頸(けい)がんワクチンの接種で副反応を起こした被害者の家族らで作る「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」(東京都日野市)は15日、横浜市役所で記者会見し、県内に支部を設立すると発表した。今後、署名活動などを通じて市民に支援を呼びかける。
ワクチン接種後、体に痛みやしびれが出るなどの重い副反応を起こした被害者は、同会が把握しているだけで、県内で18人ほどいるという。同会は支部を設立した上で、治療法の確立や、ワクチン接種の一時中断などを県などに求めていく。
中学2年時に接種し、けいれんなどの重い副反応が出ているという高校1年の女子生徒(16)は「関節の痛みや記憶障害など毎日様々な症状に苦しみ続けている。これ以上被害者が出ないように早く治療法を確立してほしい」と訴えた。
子宮頸がんワクチンによる被害の相談は、同連絡会(042・594・1337)へ。
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