猫には、さわられて喜ぶ部分もあれば、思わず怒り出してしまうような部分もあります。そこで今回は、猫と仲良くなりたい方に触り方のコツをご紹介します。
■触られたいときに触ってあげる
猫は触られたいときは自ら人間のそばに寄ってきます。近寄ってこない場合は、猫を無理矢理触るのは避けたほうが無難。触られたくないタイミングで触ると、その人間を嫌いになってしまったり、逃げていったり、最悪の場合は噛む、引っかくの行動に出る場合もあります。猫の様子を詳細に観察しましょう。
■まずはニオイをかがせて安心させる
あまり人間になれていない子などは、いきなり真正面から触るとびっくりして怖がってしまいます。まず人間のニオイを嗅がせるなどして、敵対心がないことを教えてあげましょう。
猫同志は挨拶するとき、まずお互いの鼻同士を近づけてコミュニケーションをとります。ですので、その猫に「こんにちは」の挨拶をしようと思った場合は、これと同様に人間の人差し指を猫の鼻元に持っていきます。猫がニオイをかいだ後に逃げたり嫌がったりしないのであれば、触っても良いという合図です。
■喜ばれるポイント
基本的に、猫の視界から外れるところをゆっくりと触ると喜んでくれます。触られて喜ぶポイントには個体差があり、一般的に好むといわれている部位であっても猫によっては嫌がることもあります。まずは少しずつ触っていって、その子の好むポイントを見つけるようにしましょう。
・喜びやすいポイント…あご下から胸辺り、耳の後ろ、頬、背中、しっぽの付け根など
・嫌がりやすいポイント…頭、しっぽ、腰、おなか、足の先など
最初は撫でてあげる感じで、慣れてきたらマッサージする感覚でやってみるといいでしょう。
■触られて喜んでいるかどうかの確認方法
見極めるときは表情や態度に注目。気持ち良いポイントを触ると、喉をゴロゴロさせたり、目を細めてうっとりしたりします。逆に触られて嫌なところは一瞬怒って「何するの!」といったような表情をすることがあります。同時に身体をよけようとしたり、逃げようとしたりしますので、その場合は無理に続けずに中断して次回からは触らないようにしましょう。
また表情があまり変わらずにムスッとしているようなこともあります。この場合はまだ慣れていないか、触られたくないところなのでじっと耐えていることが多いようです。ポイントをずらしながら様子を見てみましょう。
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