[ カテゴリー:医療 ]

知っておきたい 肺がんの薬「副作用 どうする?」

怖いイメージのある抗がん剤の副作用。薬の開発・副作用対策の進歩ではかなり軽減した。いつ・どのようなものがどの程度現れるのかを知り、治療前と同様の生活を送りたい。

1.分子標的薬の副作用
抗がん剤には、がんの進行を抑える効果がある一方で副作用もありますが、現在の抗がん剤では、副作用は以前よりかなり軽減されています。
分子標的薬のゲフィチニブ、エルロチニブ、クリゾチニブでは、下痢や間質性肺炎、肝臓障害、皮膚障害、視野障害などが起こることがあります。とくに間質性肺炎はごくまれに起こる副作用ですが、発症すると肺が線維化して硬くなり、呼吸困難に陥って命に関わる場合があるので、最も注意が必要です。治療開始から1か月以内に起こることが多いため、その間は、入院や定期的な外来による高頻度な観察が必要とされます。
分子標的薬のベバシズマブでは、血管に関わる副作用が多く現れます。高血圧やたんぱく尿は比較的頻度が高いものです。また、頻度は低いのですが、鼻血やかっ血などの出血は注意が必要な副作用です。

2.従来の抗がん剤の副作用
従来の抗がん剤の副作用には、自覚症状を伴うものと、自覚症状がなく血液検査などからわかるものがあります。自覚症状を伴う主な副作用として、治療開始から1週間以内には吐き気、だるさ、治療開始後1週間ほどでは口内炎、下痢、しびれ、治療開始2週間ほどで現れるものには脱毛があげられます。吐き気、口内炎、下痢などには、症状を抑える薬で対処します。しびれや脱毛に対しては、症状が比較的起こりにくい抗がん剤への変更も検討します。
検査を受けてわかる主な副作用は、白血球減少、血小板減少、臓器障害の3つです。白血球や血小板は治療開始後2週間目ごろに最も減少するので、マスクなどによる感染対策や、出血を予防するなどの注意が必要です。

3.副作用が現れたら
副作用が現れたら、我慢せずに担当医に相談してください。「どのような症状か」「治療何日目から現れたか」「1日に何回あるか」「回数が増えているか」を伝えるようにします。治療中は、基本的には治療前と同様の生活を送ることができます。感染症や出血には注意が必要ですが、白血球や血小板が減少している時期を避ければ外出も可能です。これらの値に注意して、これまで通りの生活を心がけてください。

http://news.goo.ne.jp/article/kenkotoday/life/kenkotoday-20130917-h-001.html

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