世間は忘年会シーズン真っただ中! 2次会や3次会にカラオケを利用する人も多いのでは。カラオケといえば、機種によっては歌い終わった後のモニターに消費カロリーが表示されるモデルがあるけど、どのようなシステムで算出されるのだろう?
そこで、カラオケ機器メーカーの第一興商のサイトを調べると、「マイクに入力される『声量』と、楽曲中の『発声時間』『演奏時間』『テンポ』などの情報を元に計算」とあった。しかし、具体的にはどんな歌い方がよりカロリーを消費しやすいのだろう? ボーカルアドバイザーでカラオケ評論家の唯野奈津実さんに聞いた。
「なるべく大きな声を出し、息継ぎを最低限にして一息を長く伸ばすことがコツ。基本的には、腹式呼吸を意識した太く響く声で歌うことが大切ですね」
キーの高さや曲調の激しさはあまり関係なく、例えばシャウトは「喉声」になりやすいので消費カロリーは低めに出やすいと唯野さんはいう。では、歌い方以外の重要なポイントは?
「歌唱時間の長い曲や、息を伸ばすことの多いバラードを選ぶことですね。有名な曲だとコブクロの『桜』、THE YELLOW MONKEYの『JAM』、尾崎豊の『卒業』などが挙げられます。これらのアーティストは比較的長めの曲が多いので、ほかの曲でもカロリーを消費しやすいといえるでしょう。また、歌唱時間の長い曲といっても、アップテンポ系やヒップホップの曲などは、バラードに比べて息継ぎが多い分、消費カロリーは低く表示される傾向にあります。そのため、歌唱後の疲労感ほど高い数値は出ないものです」
カラオケで消費されるカロリーはあくまで「曲」と「声量」に左右されるので、基本的にアーティストとの相関はないが、強いていえばロックバンド系アーティストのバラードはカロリーを消費しやすい傾向にあるとか。バラードは女の子にもウケがよさそうだし、忘年会で蓄えたエネルギーを相殺するためにも、さっそく挑戦してみよっと♪
(中山秀明/GRINGO&Co.)
※この記事は2010年12月に取材・掲載した記事です
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20131008-00032265-r25