[ カテゴリー:子育て ]

「ダーリンは外国人」の著者が語る、子育ての極意は「100%完璧な母親を目指さない」こと

「ダーリンは外国人」シリーズの著者である、まんが家・小栗左多里氏。現在、夫のトニー氏と長男とベルリンで暮らしている小栗さんに、子育てにおいて心がけていることを伺った。

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息子が赤ちゃんのころは、授乳間隔が2時間以上開かず、毎日睡眠不足でつらかったです。1歳8か月で卒乳しても、その後は夜泣きに悩まされ、子育ての大変さは想像以上でした。特に赤ちゃんのころは、きちんと育てなければという思いから、肩に力が入っていました。また、周囲と比較してしまうこともありましたね。

今だからいえることですが、少しリラックスして、自分が「よい」と思える子育てをしていけばよいのではないでしょうか。お母さんがいつもピリピリして、怖い顔をしているより、笑顔のほうが子どもにとってもよいはず。自分自身も100%完璧なお母さんを目指さなくてもよいかなと思ったら、とても楽になりました。

現在息子は7歳。最近、意識しているのは「できるだけ子どもに意思決定させる」ということです。すべてを自己判断できるわけではないので、選択肢を与え、小さなことを自分で選ばせるようにしています。「自分で選んでやっている」と納得するのか、意外にスッと行動するようになるんです。「選択できる」っていうことが「尊重されている」とか「信頼されている」という感覚につながるかもしれませんね。

わたしが11歳のころ、母親が不在中に玄関を水浸しにしてしまったことがありました。「なにやってるの!」と怒りたくなるようなシチュエーションだったにもかかわらず、母親はわたしに「どうしたのかな?」と、まず理由を聞いてくれたんです。「わたしのことを信頼してくれているんだ」と、すごく嬉しかったことを覚えています。だから、イライラするようなことがあっても頭ごなしに叱らず、子どもの気持ちに耳を傾けたいと思っています。

http://news.goo.ne.jp/article/benesse/life/benesse-9814.html

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