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デカ目コンタクトの女性が増加

サークルレンズ差別化成功 メーク感覚「デカ瞳」に衣料メーカーも続々参入

君の瞳に恋してる…なんていうけれど、その瞳は“絵”かも?! 大きめ瞳の輪郭を描いたコンタクトレンズを装着する女性が増えている。1990年代後半のコギャルブームで広がったカラコンの系列だが、最近は奇抜な色よりも「自然なデカ目」が求められ黒や茶のニーズが上昇。医療用コンタクトレンズメーカーも続々参入し、安全性の高い「サークルレンズ」として差別化を図っている。一般化した背景には、今や30代半ばとなったコギャル世代から現在の10代にまで根付いた「メークにタブーなし」との感覚があるようだ。(重松明子)

東京・六本木。深夜営業量販店のカラコン売り場で、無数の目玉に圧倒された。日本人の黒目の大きさが平均12・5ミリとされるのに対して「14・5ミリ」「激盛れ」などの宣伝文が躍り、まさにコスメ感覚だ。

「量販店やネットで気軽に購入され、ユーザーの47%が眼科を受診していない。粗悪品や正しい使用法を知らず、目の障害を発症してから駆け込んでくる女性が増えている」とは、ひがしはら内科眼科クリニックの眼科医、東原尚代さん。

先月21日、コンタクトレンズ会社ボシュロム・ジャパンが都内で開いたセミナーでのこと。コンタクトレンズを使用する18~49歳女性515人に行った調査で「6割がサークルレンズに興味を持っている」などの関心の高まりが示された。「クリアレンズを第一選択とする眼科医の立場とは隔たりがあるが、今後もユーザー増加が見込まれ、歩み寄る必要がある」と、東原医師は課題点を指摘する。

同社によると、カラコン・サークルレンズ市場はここ数年毎年7~8%増を更新。平成23年に189億円だった国内販売額が今年219億、来年には244億円に拡大しユーザーも百万人を突破すると予測している。この好機に、安全性や装着感をクリアレンズ並みに高めたサークルレンズ「ナチュレール」の顧客拡大をねらい、パソコン上で装着体験できるコンテンツの配信を8月下旬に始めた。

一方、昨年から本格参入したシードでは4月、瞳の大きさが「サークルレンズ最大級」の13・4ミリにまで拡大した「ヒロインメイク1dayUV」(30枚入り、3千円~3500円)を新発売。若い女性向けのメーク用品で実績のある伊勢半とコラボし、「少女漫画のお姫様をイメージし、キラキラの瞳が手に入る」との華やか仕様だ。

中高年には、そこまでやる?と思える厚盛り。それに対して、「メークで大きく変われることは女の特権であり最大の武器。私もそれで恋を実らせることができた」と若年層の気持ちを代弁するのは、7月に「真似メイクBOOK」(扶桑社)を発行した梶恵理子さん(20)だ。現在、メークを学ぶ専門学校生。自らのブログで多数の芸能人に変身したメークの技を公開し、1日約30万件ものアクセスがあるという達人だ。

本では23人に変身。そのメークにタブーはなく、あらゆる手段を使う。「二重まぶたのテープなど、百円均一でも売っている身近な化粧品ですし、カラコン・サークルレンズも同様に、憧れのヨーロッパ系の顔に近づけるための日本人らしい知恵だと思う」。読者は10代から30代主婦層にまで拡大。恋愛成就の報告も届いているそうだ。

…で、彼氏ができて、ある日素顔を見せたとき、あまりの違いにギョッとされる…なんて心配は? 意地悪な質問をしてみた。「ショック受ける場合もあるかもしれないけど、そういう男を選ばなければいい。最初は見た目から入っても、付き合っていくうちに中身をちゃんと見てくれる。そういう男性が求められているんです」と梶さん。強い! 過剰なメークはコンプレックスの裏返しというよりも、女のたくましさの表れか?

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20130922515.html

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