人間のパートナー、ペットとして猫と人気を二分する犬だが、最近は太り気味だといわれる。原因として指摘されるのは、室内飼育の増加による運動不足や過食など、人間の肥満と同じようなものだ。
そこで、定期的に体を動かし理想の体重を取り戻せと、犬のフィットネスが人気となっている。愛犬のためのアクアフィットネスクラブ「エルベロ(東京都大田区)」では、海外で人気のある手法に、独自の考え方を加味して開発された多彩な水中運動のプログラムが好評だ。例えば「リラクゼーションプログラム」は、身体測定に始まり、水中歩行やプールでの泳ぎ、仕上げはホットスパにてストレッチとシャンプー&ブローがセットで、価格は体重が5~10キロの愛犬なら1回6,800円。ほかにも「15分コース(運動のみ/4,500円)」や「ランナー10分コース(1,750円)」がある。
また、犬の運動の定番といえば「散歩」だが、暑い季節のアスファルトの熱気や冬の寒さ、道路の危険物などから犬の足を守ってあげたいと考える飼い主も少なくないようだ。
そこでヒットしているのが犬用ブーツ「パーキンブーツ(ラフウェア・アメリカ/日本での取り扱いはモンベル(本社:大阪府大阪市)」だ。種類は3タイプで、普通の散歩用「パーキンブーツ スカイライナー(5,800円)」から、ビブラムソール採用で愛犬とのアウトドアーライフが楽しめる「パーキンブーツ グリップトレックス(7,350円)」、中綿入り冬用の「パーキンブーツ ポーラートレックス(9,800円)」。さらにブーツの履き心地を高める専用ソックスとして「パーキンブーツライナー(1,125円)」も用意されている。
一方、犬との「散歩」を愛犬の健康管理のみならず、飼い主との絆を深める重要なスキンシップの場として、その有効性を提唱するのは「一般社団法人 日本ヒューマン・ドッグウォーキング協会(事務所:東京都港区)」。この考え方の啓蒙のため、同協会ではイベントにも力を入れている。この秋は10月26日に開催される「第6回多摩川ウォーキングフェスタ」に合わせ、ドッグウォーキングを実施する予定だ。参加費用は1組1,500円(1組3名まで)。
肥満解消など愛犬の健康管理も、飼い主に課せられた使命だ。そして時にはトレーニング施設へ連れて行ったり、散歩を日課にと地道に努力を続ければ、愛犬はもちろん、飼い主自らの体重も減らすことができ、一石二鳥の効果があるかもしれない。
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